映画前売り券
映画前売り券(えいがまえうりけん)とは「劇場版ポケットモンスター」シリーズの先行発売の映画鑑賞券のことである。
概要
第1作「ミュウツーの逆襲」の大ヒットを受け、恒例化された劇場版ポケモン。だが2作目から興行収入が低下傾向にあり、ついに5作目では高水準であるものの20億代まで落ち込んでしまう。そのことを重くみた株式会社ポケモンはアドバンスジェネレーションシリーズの移行に伴い、映画前売り券に「ポケモン引換券」を付属した。その結果は日本の映画前売り券の常識を覆す145万枚まで売り上げ、また興行収入も40億台へと一気に跳ね上がった。予想以上の成果が出たことで以後はポケモン引換券を付属している。その後、第8作まで100万枚以上の売上を記録してきた。第9作では派生作品「ポケモンレンジャー」でマナフィのタマゴがスペシャルミッション入手可能で、さらに「ダイヤモンド・パール」に連れて行くと孵化させられるという内容で配布を実施したが、派生作品の買わせ方が卑怯だということで批判された。それにも関わらず100万枚を少し越える勢いを見せた。そしてダイヤモンド・パールシリーズの移行で世界初の試みで映画館内配布が新たに導入され、恒例化した。映画館内配布は上映館内でワイヤレス通信を介して映画主役の通常プレイでは入手不可能なポケモンがデータとして入ってくるというもの。これに反映して第10作目では215万枚という記録で10周年を飾った。さらに第11作「ギラティナと氷空の花束シェイミも映画館内での配布を行っている。今年は去年と違い、9月13日発売の「ポケットモンスター プラチナ」に送るとシェイミがフォルムチェンジするという仕掛けが用意されている。また映画前売り券のレジギガスを「プラチナ」に送ると本来は出現しないレジロック・レジアイス・レジスチルが登場するようになる。前述の仕掛けの効果があり、前作の売上を越す230万枚となった。ちなみにポケモン映画前売り券は世界で最も売れている前売り券である。そのため現在この記録はギネス申請中である。映画前売り券のおかげで最近のポケモン映画は衰えるところか進化してきている。特に10作目から40億から50億の興行収入に増加していっている。また現時点で興行収入は「ミュウツーの逆襲」がポケモン史上第1位、前売り券売上は「ギラティナと氷空の花束シェイミ」が世界第1位。
前売り券の売上成績
第1作~第5作の統計がないため、第6作以降の成績を記載する。全体成績として6年連続100万枚越え、2作連続200万枚越えである。
- 第6作「七夜の願い星 ジラーチ」
- ジラーチ引換券(売上枚数150万枚)
- 備考:ジラーチ交換数は148万匹(興行通信社)
- 第7作「裂空の訪問者 デオキシス」
- オーロラチケット引換券(売上枚数165万枚)
- 備考:前年比106%
- 第8作「ミュウと波導の勇者 ルカリオ」
- 第9作「ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ」(売上枚数105万枚)
- 備考:初めて派生作品に配布された
- 第10作「ディアルガVSパルキアVSダークライ」(売上枚数215万枚)
- 備考:不利だといわれたポケモンが当時人気の西遊記に勝利した
- 第11作「ギラティナと氷空の花束 シェイミ」(売上枚数230万枚)
- 備考:映画前売り券売上が日本、世界ともに第1位(2008年7月時点)