ワルビアル/対戦
ポケモンWikiは対戦情報サイトではありません。ワルビアルの詳しい対戦考察や育成論は、以下のようなサイトでも取り扱っています。 | |
ポケモン徹底攻略 | |
---|---|
ポケモン育成考察Wiki | |
外部サイトの安全性・正確性・合法性等あらゆる点については、何ら保証しません。 |
このページは、ワルビアルの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。
ワルビアルの歴史
第五世代
低耐久、お互いの弱点を補うことのない複合タイプなどから耐久面はいかく込みでも低く、かといってじしんかじょう型で安定するほど抜き性能が高い訳でもなかった。それでも、じしんとかみくだくで大抵の相手に等倍以上を取れる技範囲の広さ、いかくの優秀さからダブルバトルでは需要のあったポケモンである。
シングルバトルではワルビアルやヒートロトムで自らみずタイプを呼び込み、サイクルを回しつつネオラントがよびみずとこだわりメガネの複合で高火力を出す「ネオロトムワルビ」が発祥した。
有利なポケモンで受けることが常であり、交代をほぼせずじしんかじょうを活かせるローテーションバトルでは一定の需要があり、でんき無効の耐性、等倍範囲の広いかみくだくが活用された。
第六世代
防御の種族値が10上方修正され、はたきおとすの威力が強化されたことが主な強化点。また、はがねタイプに対してあくタイプ技が等倍になったのは、じしんが抜群で通せるワルビアルには恩恵は小さめであるものの、これも強化にはなっている(特性ふゆうを持つドータクンに弱点を付けるなど)。しかしフェアリータイプの登場や環境パーティへのひこうタイプの導入化などから技の通りが悪くなり耐久面でも不安が増した。XYリーグで活躍していたトゲキッスはこのゆびとまれを持っていることから、ORASリーグを主戦場としていたメガサーナイトは技範囲の都合からそれぞれダブルバトルでの適性が高いためそれぞれのリーグのダブルバトルでそれらが普及しており、結果としてダブルバトルを主戦場としていたワルビアルは打撃を受けた。
PGLレーティングバトル統計データからは、ORASリーグシングルバトルではじしん、はたきおとす、ばかぢから、がんせきふうじorステルスロックが技構成の主流であったとうかがえ、性格はいじっぱりやようきが、持ち物はこだわりスカーフやきあいのタスキが、特性はいかくが好まれていた。同リーグダブルバトルではじしん、いわなだれ、はたきおとす、まもるという技構成がメインで、持ち物はいのちのたまが需要を伸ばし、性格はいじっぱりで特性はいかくが大半であった。
第七世代
いたずらごころの弱体化による恩恵は、元々でんじはが無効なので他のあくタイプより比較的少なめ。つけあがる、ぶんまわすを習得。この内強化になったのはあく物理版アシストパワーというべき前者である。しかしフェアリータイプの速攻型であるカプ・テテフの登場によってこだわりスカーフ合戦においてカプ・テテフに上を取られてしまうワルビアルはきあいのタスキ型がメインとなり、こだわりスカーフ型はやや廃れた。また、シングルバトルでは補助技が採用技上位4位に2つ並ぶシーズンが目立つようになり起点型としての性質が強くなったかわり、フェアリーが蔓延して通りが悪くなったばかぢからの採用率が陰りを見せるように。
USUMリーグではこの世代単体で入手可能になるなり使用率3位以内の常連となったランドロスに汎用性と基本スペックで譲る面が目立つようになったが、こちらはタイプ一致のかみくだくやはたきおとすなどでメガメタグロスギルガルドといったあく弱点のポケモンに対する役割遂行ができるという差別化点がある。
ダブルバトルではジメンZ型が比率を伸ばしていった。同じくダブルバトルでは味方のケンホロウがZワザ化したおいかぜでサポートしつつ自身のいかりのつぼを微妙な火力のきょううん+つじぎりで発動する「ホロウワルビ」が成立。そのため、ダブルバトルでは特性で言っていかりのつぼがいかくと選択になった。
WCS2017(アローラダブル)マスターカテゴリ優勝パーティの1体に輝いている。ワルビアルのいかくとジメンZでWCS2017環境においてよく使われていたウインディ、アローラガラガラを牽制し、アローラガラガラのひらいしんででんきに対策を打ち、でんきとほのおに厚く対策することでテッカグヤを活かせるようにした「ワルガラカグヤ」構築が同大会を制した。
JCS2018(全国ダブル)ライブ大会マスターカテゴリでは出場者中1人が使用し、いかりのつぼ+ぶんまわす型が使用されていることが報告された。それを使用したプレイヤーはスイスドロー4勝3敗に終わっている。
第八世代
『鎧の孤島』の配信に伴い解禁。
DDラリアット、インファイト、10まんばりき、スケイルショットを獲得。一方、はたきおとすを没収された。
一致ダイアースによりあまり高くない特防を底上げできるが、相手の特防が下がるダイアークは物理型一択となるワルビアルとアンチシナジー。
ダブルバトルではこの世代の主流構築であるバンギラスとドリュウズの砂パコンビ「バンドリ」に、ウインディやガオガエンと異なり相性的に強いポケモンとして利用される。あく枠としてもガオガエンと異なりそこそこ素早さが高いのでいわなだれのひるみによる運負けをしづらい。
シングルバトルではいちげきウーラオスのあんこくきょうだ対策としていかりのつぼ型が考察された。
また、ダイマックスによる高火力への対策としてカウンター型が使われるケースもあった。
シリーズ6ルールではようき最速にして攻撃に努力値を252振り、ステルスロック、がんせきふうじ、ちょうはつ、じしんを覚えた起点作り型が主流化。シーズン10には使用率48位とまずまずの使用率。ただし、素早さの種族値で自身に勝る上にすいりゅうれんだでいかくもきあいのタスキも踏み越えるれんげきウーラオスのような無理対面も存在するため、起点作り型としてはそこまで安定しない。
シーズン17最終12位構築には、自軍のザシアンを受ける相手のヌオーを意識したくさむすびゆうかんとつげきチョッキ型がエントリーされていた[1]。
一般的な育成論
攻撃が高く、特攻は低い。そのため物理アタッカーとして育成することになる。攻撃技はかみくだく、じしん、げきりん、ドラゴンクロー、ストーンエッジ、いわなだれ、ほのおのキバなどバリエーションが豊富である。
中でもタイプ一致のかみくだく、じしんはほぼ確実に採用される。補助技はすなじごくとのコンボとしてすなあらし、相手のスピードをさげるこわいかおなどがあるが素早さは低いわけではないので、すなじごくとすなあらしのコンボが採用されやすい。
ブラック2・ホワイト2の教え技では、アクアテールやばかぢからを覚えさせることができる。
特性は通常特性のどちらを選んでもよいが、防御がやや低いためいかくがおすすめ。じしんかじょうにすると抜きエースとして採用できるだろう。
XYでは、防御が上がったので、いかくをまいて物理受けにすることもできる。
また、ケンホロウやカモネギがつじぎり(ワルビアルに対しいまひとつ)を急所に必中させることが出来るようになり、ダブルバトルでのいかりのつぼ型が現実味を帯びてきている。攻撃が最大まで上がったワルビアルのじしんやいわなだれなどの全体攻撃技は脅威。相方のケンホロウなどもおいかぜやじこあんじなどが使え、じしんを回避できるので非常に相性が良い。ただし、構築はほぼ専用のパーティとなるためよく吟味すること。場合によっては見せポケなども考慮する必要がある。
単体性能は一線級とまでは行かないもののギャラドスとの相性補完が優れており、ギャラドスをメガシンカさせるタイミングを間違えなければ一貫性タイプなしとなるため、それぞれが持ついかくによって優れた耐久性能を見せることができる。