ニドキング/対戦
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ニドキングの歴史
第一世代
99カップという大会フォーマットに助けられた感はあるが、その大会の優勝者のメンバーに入るなど実績は残している。ちなみに、全国大会本戦では優勝者が全試合ニドキングを選出しており、決勝戦ではニドキングのカウンターが上手く決まった。そのニドキングの技構成は、じしん、なみのり、つのドリル、カウンター。サイドン、サンドパンとともに99カップでメジャーなじめんタイプのポケモンで、ステータスのバランスが良くじめんタイプにしてはすばやさととくしゅがそこそこあった。サイドンのように極めて豊富な技の種類による柔軟性、一撃必殺技による爆発力などが売りで、当時全盛期だったこおりとエスパー両方を弱点としていたのは痛かったが、使いこなせば強いということが大会によって証明された。ただ、決勝大会全体で見ると、タイプ相性上不利なヤドランがあまりに多過ぎたため、エントリーは優勝者1人にとどまった[1]。
98カップでもあまりにもマシンわざに恵まれ、レベル30戦という自力技に制約が出るフォーマットを一切苦にしないことから予選でそこそこ使われ、関東1日目予選と北海道予選でベスト4に残っている[2]。
第二世代
特殊が特攻と特防に別れ、特攻が85に設定されたため強化を受けた。のろいやシャドーボール、ねごとやめざめるパワーなどの新技も獲得したが、ヘドロばくだんは覚えなかった。防御面ではエスパーとこおりの弱体化で第一世代よりは動きやすくなったものの、じめんはガラガラが猛威を振るっていたため相変わらず立場は微妙だった。なお、どく技を無効化するはがねタイプが登場したのはどくタイプ全体で言えばきついが、彼はじめんタイプも持つゆえタイプ一致のじしん、サブにだいもんじを覚えられる点で不利ではなかった。
第三世代
技マシンの種類が変更されたが、ここでも豊富な技を覚えるに至り、柔軟性は失われていなかった。とはいえ実用的な技はあまり多く獲得していなかったため、第二世代と比べるとやや弱体化。追加された特性はどくのトゲだがニドキングの弱点にはあまり直接攻撃がないので腐る場面が目立った。FRLGでメガホーンを習得すると、元々じしんを覚えること、当時シャドーボールやヘドロばくだんがタイプ仕様上物理技であったこと、そして第二世代までとは努力値の仕様が異なり両刀型に不利にできていることから、物理アタッカー構成が主流となった。
第四世代
ヘドロばくだんの特殊化に代わってどくづきを獲得し、さらに技ごとに物理攻撃、特殊攻撃が定められるようになったことから、物理型であるか特殊型であるか、はたまた二刀であるかを見分けることが相手は非常に困難になった。新特性とうそうしんによって相手の性別によっては強力な爆発力を発揮するようになり、ある意味では派手さがあり玄人受けも良いポケモンとなった。とはいえ、だいちのちからの獲得により一致メインウエポンとして特殊技に恵まれたため、第三世代とは打って変わって特殊型が主流となった。
第五世代
なしくずし、つめとぎ、ベノムショック、うちおとす、ヘドロウェーブ、ドラゴンテール、ポイズンテール、ドリルライナー、りゅうのはどうを習得するなど芸達者ぶりに拍車がかかった。隠れ特性としてちからずくを獲得し、いのちのたまとのコンボで火力と技のバリエーションを両立させることが可能に。
第六世代
攻撃が92から102にアップ。さらにフェアリータイプの登場で、それに強いどくタイプの地位が若干向上した。レート戦に関するグローバルリンク公表のデータに基づくとこの世代での技構成はだいちのちから、ヘドロウェーブ、れいとうビーム、かえんほうしゃ/10まんボルトが主流。ただ、メガシンカの登場などによる火力インフレから何が何でもいのちのたま型にするとまではいかず、むしろきあいのタスキ型が多くなった。性格はひかえめがメインだが、ふいうちの火力を損ねないうえに耐久下降はきあいのタスキがあることで諦めがつくという理由でうっかりやも好まれた。
第七世代
カプの登場などフェアリータイプの普及によりますますメタとしての地位が向上。一見カプ・テテフを返すのは無理なようだが、こだわりスカーフ型の最速カプ・テテフのサイコメイカーの影響込みのサイコキネシスを特防に全振りかつ上昇補正、HP4振りのとつげきチョッキニドキングが受けた場合、6.3%の超低乱数1発となり、急所を考慮しても90%近くの確率で1発耐えする。そうして返しのターンにヘドロウェーブで攻めれば、相手がHP4振り以外は耐久無振りの場合93.8%の超高乱数1発で倒せる。
一方、環境が特殊寄りになっていることもあって、前世代のうっかりや型は廃れた。この世代でふいうちの威力が下方修正されているとはいえ先制攻撃技としては頼りになり、これと特殊技の火力を両立させたいために今度はせっかち型が耐久下降補正性格としてメインになっている。
USUMリーグではおくびょうが性格の2番手になっている。これは、素早さの種族値が同値のカプ・レヒレがひかえめやずぶといで使われていることが多く、おくびょうにすればカプ・レヒレに対して役割を遂行できるという考えからなる。
ピカブイの対戦ではどくどく、でんじは無効のステルスロック要員として重宝され、環境でエスパー、じめんが活躍しているにもかかわらず独特の耐性と一致技範囲を買われて一定数使用されている。ただし、サンダーのゴッドバードなどの等倍ごり押し役割破壊には弱い(ピカブイにおいてゴッドバードの威力は200)。
第八世代
冠の雪原で追加。
新たに獲得したねっさのだいちは、ちからずくで追加効果が無効化されるニドキングにとっては無用の長物。
ダイマックス中はちからずくが無効なので、基本は非ダイマックスでの運用がメインとなるだろう。それでも、元々の耐久はダイマックスによる恩恵を受けないレベルではないので、全くダイマックスとシナジーがない訳ではない。
実際の登場後の環境ではどく枠としてアーゴヨン、ウツロイドが鉄板となり、単純にこのポケモンのための枠を取りづらくなった。
特別俊足なわけではないうえに貧弱な威力のつつくを考慮しなければダイジェットも覚えないため、この世代では行動保証を持たせることが重要となり、前世代同様にきあいのタスキ型が1番手にあり、とつげきチョッキ型もメジャー格となった。前世代にも一定数いたがこだわりスカーフ型も存在する。
一般的な育成論
ニドクインとともに唯一となるどく・じめん複合タイプ。攻撃種族値にややすぐれ、他は平均的。基本的にパワー不足の感が否めず、とくせいと技範囲でカバーする必要がある。
特性は基本的に隠れ特性のちからずくが優先される。通常特性のどくのトゲ、とうそうしんはいずれも発動条件に難があり選択しづらい。
種族値は攻撃が高いものの、ちからずくの発動を考えると特殊型が優先される。特殊技の候補にはタイプ一致技にだいちのちから、ヘドロウェーブ/ヘドロばくだんがある。その他のタイプの技にれいとうビーム、10まんボルト、かえんほうしゃ/だいもんじ、シャドーボール、きあいだまなどがある。物理技はじしん、どくづき、メガホーン、ばかぢから、もろはのずつきなどのほか、ちからずくの対象となるいわなだれや先制技のふいうち、ニドクインとの差別化点で一撃必殺技のつのドリルなどが候補となる。
ニドクインとはすばやさの高さで差別化を図ることでサポート型としての活躍も見込める。変化技の候補にはステルスロック、どくびし、ちょうはつ、かなしばり、どくどくなどが上がる。ちからずくは採用できなくなるがこごえるかぜやじならし、がんせきふうじなどの効果が優秀な攻撃技も候補となる。
脚注
- ↑ 【ポケスタ2初代対戦】ニンテンドウカップ99の魅力を語る動画!! つうしんケーブルクラブ 2021/10/09 (2021年10月11日閲覧)
- ↑ ポケモンリーグ予選結果速報! ポケモンバトルツアー'98夏 予選大会結果レポート(任天堂、2019年1月31日閲覧)