ウインディ/対戦
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ウインディの歴史
第一世代
実質種族値は当時でも535と恵まれていたが、技が貧弱だったため、大会レベルでの活躍はなかった。攻略本「ポケットモンスターを極める本」でもスピアーやバタフリーと同じく底辺クラスの扱いをされた。一方でイエローカップでは当該フォーマット上では圧倒的な種族値とマシン技であるりゅうのいかりのおかげでトップメタと呼べる活躍を果たした。
ニンテンドウカップ'98でも中部予選準優勝の結果を残している[1]。おそらく、レベル30戦であらゆるポケモンに対する有効打となるりゅうのいかり、ナッシーやルージュラへの抜群打点となるだいもんじなど、マシンわざにそこそこ恵まれていたことが採用理由であったのだろう。
第二世代
特攻が実質20アップして種族値合計が555に。にほんばれの追加とはがねタイプのメタとしてほのおタイプの需要が増加、特にエアームドに対する役割破壊として活路を見出せるようになった。さらに当時は専用技であったしんそくを取得。
ニンテンドウカップ2000地区予選優勝・準優勝メンバーのいくつかにはウインディがエントリーされており、決勝大会でも9人中1人が使用。
第三世代
特性としてもらいびといかくを獲得。少なくともポケモンリーグ2005中学生以上の部決勝大会ではエントリーが確認されなかったが、いかく、あまえる、オーバーヒートを活かし、メタグロスを倒す目的で大会ではよく使われていた。実際、当時の仕様ではおくびょうウインディが攻撃と特防に努力値を全振りして残りをHPに4振りしたいじっぱりメタグロスにオーバーヒートを当てると確定1発であった。そして当時はきあいのタスキもオッカのみなどの抜群ダメージ半減きのみも存在しなかった。
第四世代
メインウェポンとしてフレアドライブを獲得。きしかいせいをタマゴ技として覚えるようになり、かみくだくを自力習得できるようになった。技マシンでおにびを獲得したのも大きい。流石にゴウカザルを押しのけるほどではなかったが、フレアドライブの獲得によってアタッカーとしての性能は格段に増した。
HGSSであさのひざしをタマゴわざとして獲得し、耐久型として一定の確立を見た。ただ、じしんが抜群なのでじしん持ちを予め別のポケモンで処理しておく必要があり、物理受けとして活躍させるには一工夫が必要であった。
ダブルバトルではいかく要員として需要が伸び、ボーマンダと共に先発で出すこともざらであった。世代末期には露骨に特殊型ボーマンダのハイドロポンプで対策されるようにもなった。
第五世代
ニトロチャージ、インファイト、ワイルドボルト、じならし、げきりん等の有用なサブウェポンの大量追加により、第一世代の頃では考えられないほど技のバリエーションが増えた。しんそくの優先度強化も無視できない強化。ひでりキュウコンの解禁以降は晴パの需要も上昇したためウインディの需要も上向きになった。ブルンゲルやシャンデラといった、新たに登場した強力なポケモンに対してもかみくだくのおかげである程度有利に立ち回ることができた。
この世代では、性格をむじゃきややんちゃにした上で、こだわりスカーフを持たせてげきりん、しんそく、オーバーヒート、インファイトという技構成にした型が一定数使用された。
第六世代
おにびの命中率上昇と、優先度+2のしんそくにより環境を支配するファイアローに先制できること、新登場のフェアリータイプの技を半減で受けられることなどから、大幅に強化された。性能そのものは向上したが、メガリザードンやメガバシャーモ、ファイアロー、ヒードランと、ほのおタイプにライバルが極めて多く、この世代ではシングルバトルではメジャーどころになることはなかった。しかしダブルバトルやトリプルバトルでは種族値の高いいかく持ちであることからこの世代の後半にかけてよく使われた。X・Yリーグレート戦のダブルバトルではシーズン10からシーズン13まで使用率20位前後を推移し、シーズン16からシーズン17も同ランク帯に付けていた。同リーグトリプルバトルではシーズン9からシーズン15まで使用率ベスト30以内に入り続け、10位台前半から後半に名前が載るシーズンも少なくなかった。特にシーズン13は9位、シーズン14は5位と、トリプルバトルでは十分活躍していたと言える。ダブルバトルでは技範囲や回復力を誇ることから相手としてはキノコのほうしで止めたいところであった。そこで、ぼうじんゴーグル型がウインディの主流の1つとなった。トリプルバトルにおいてはオボンのみでフレアドライブのデメリットを軽減したりとつげきチョッキで特防を高めてごり押ししたりという持ち物のチョイスがあった。
第七世代
第六世代に引き続きカプやミミッキュなどフェアリータイプ優位な環境でありウインディにとっては好都合。ダブルバトルにおけるいかくとしんそくの優位性からか、SMリーグレート戦WCS2017ルール(ダブルバトル)ではシーズン2からシーズン6まで使用率が1位でトップメタにあった。また、タマゴわざで新技のもえつきるを獲得。ただ、USUMリーグWCS2018ルール(全国ダブル)ではいかく枠が充実していたため途端に使用率ベスト30とは縁がなくなった。さらにガオガエン (ポケモンバンク)が解禁されると、より一致技範囲が広いうえにエスパーを流せることから、ほのおタイプのいかく持ちとしてのウインディの立場はガオガエンが奪った格好となった。
WCS2017(アローラ図鑑限定のダブルバトル)ジュニアディビジョン、シニアディビジョン優勝メンバーの1体となっている。
道具、特性無しの66シングルで行われるピカブイの環境では、ダブルバトルでサポーター寄りのウインディが活躍している。フレアドライブで攻めてよし、おにびで妨害してよし、てだすけで味方を強化してよしと、器用な立ち回り方ができる。
第八世代
シリーズ1・2のシングルバトルでは、登場するポケモンの関係上いかくをもつほのお単のアタッカーとしても無理に差別化する必要がなくなったため、フルアタックに仕上げてとつげきチョッキを持たせた型が多く使用された。シリーズ3でガオガエンが解禁され、それまでのシーズンで使用率20位台半ばから後半に付けていたものが使用率30位以内から外れる事態となった。鎧の孤島期にリベロエースバーンが解禁されるとガオガエンと異なりとびひざげりが等倍のいかく要員である点が評価され、シーズン8には使用率ベスト30圏外になったガオガエンとは異なり23位まで使用率を回復している。わざの使用率からもアタッカーに代わり物理耐久型が数を伸ばしていることが窺える。また、鎧の孤島で既存のポケモンが追加されて相性補完の選択肢が広がったせいかこの世代におけるサイクル戦の研究が進み、その影響でシーズン8になると設置技に強いあつぞこブーツ型が流行。
シングルバトルシーズン7最終1位構築にはほえる型が採用されていた。そのパーティにはステルスロックなどの設置技が採用されておらず、単純なてんねんめいそうピクシーやトリックルームピクシーへの対策としてほえるが搭載されていた[2]。
Pokémon HOME解禁前のダブルバトル環境では、いかくを活かして使用率上位に入る一方で、エルフーンからふくろだたきを受けてせいぎのこころを発動させる型も一定数使われている。ガオガエンの解禁されたシリーズ3で使用率を幾分落としたものの、シリーズ6でガオガエンが禁止されると人気を取り戻し、シーズン10では使用率4位を記録した。
冠の雪原期にはHPと攻撃に特化したいじっぱりとつげきチョッキ型が目立つようになった。シーズン13最終1位構築にはかえんほうしゃ、しんそく、おにび、あさのひざしを覚えたのんきHB特化厚底ブーツ型が採用されていた[3]。
シリーズ8の竜王戦ルールではザシアン対策となる受け枠としてゴツゴツメット型が一定数使われている。
鎧の孤島で不利にポリゴンZが追加された。おにびが効かない上に耐久を下げるデメリットのあるインファイト以外にこれと云った抜群火力がないためである。そちらを意識するなら素早さを最速に仕上げる必要がある。
一般的な育成論
こうげき・とくこうの種族値に優れ、ほかも平均以上、さらに特性いかくを持つなどステータス面に優れている。種族値はバランス型であるため、様々な型で運用が可能だが、それゆえに競合となる相手との差別化は必要。
物理技をメインにする場合はフレアドライブ・しんそく・インファイト・ワイルドボルト・かみくだく・じゃれつく・サイコファング・じならしなどが候補となる。特にしんそくは高威力に加えて優先度が+2であり、生半可なポケモンでは止められなくなる。
特殊技をメインにする場合はオーバーヒート/だいもんじ/かえんほうしゃ/ねっぷう・ソーラービーム・りゅうのはどう・バークアウト・ねっさのだいちなどが候補となる。物理技より範囲が狭いため、両刀にするなど工夫が必要。特攻に努力値を振らずともそれなりの威力が出せるオーバーヒートは物理型でも採用されることがある。相性の変化するもえつきるも物理受けなどでは候補。
補助技としてはおにびが優秀。交代で出てくるポケモンへの牽制はもちろん、相手が居座ってくればいかくと合わせて相手の物理攻撃力はがた落ちすることになる。特性やあさのひざしを利用し、耐久型に育成する方向もある。
隠れ特性はせいぎのこころだが、いかくを持たないウインディの耐久では半減できるわけでもないあくタイプの技を何度も受けることは難しいため、基本的にダブルバトル以上でふくろだたきなどと組み合わせる前提になるが、非常に使いづらい。シングルバトルではいかく・もらいび、ダブルバトルでもいかくといった通常特性を捨ててまで採用する理由は乏しい。
努力値はアタッカーなら攻撃と素早さに、耐久型ならHPと防御に全振りが基本。アタッカーでも反動技を採用するならHPに振ることも考えられる。ただ、あさのひざし耐久型の場合、晴れあさのひざしの回復効率が最大の3nになるようにHPの努力値を236まで削り、実数値を195に仕上げることも考えられる。
脚注
- ↑ ポケモンリーグ予選結果速報! ポケモンバトルツアー'98夏 予選大会結果レポート(任天堂、2019年1月31日閲覧)
- ↑ 【シーズン7使用構築】四女式威嚇サイクル(最終1位) - ポケモン日記
- ↑ S13シングル最終1位 最高最終2172「ブルドヒバンギミステリー!」 - くらもらんと!