タマムシ大学
タマムシ大学( - だいがく)とは、タマムシシティに存在する大学。ゲーム本編には登場しないものの、他の媒体で多く取り上げられ、公式の設定となっている。初登場したのは、攻略本の「ファミ通 ポケットモンスター図鑑」であり、オーキド博士の略歴として掲載された。
概要
ポケモン研究の世界で知られるオーキド博士やニシノモリ教授の大学としてその名前が登場する。 また1998年度に小学館の学年別学習雑誌で、田尻智が学長を務める「ポケモン博士になれる学校」として企画が行われ、ポケモンの通信学習講座および入学試験などが催された。また講師のイマクニ?による校歌の募集も行われ、1999年2月号の各紙などで発表された。
大学
学部[1]
- 携帯獣学部
学科[2]
- 文学科
- 人文社会学科
- 体育学科
- 家政学科
- 数学科
- 理工学科
施設[2]
- ポケモン科学研究所
- ポリゴンやコイキングの実験などを行う
- ポケモン大学病院
- ラッキーのいる大学病院となっている
校章にはコイキングとギャラドスが描かれており、どんな人でも努力すれば大きく進歩することを表している[2]。
試験
試験は小学館の学年別学習雑誌の各誌で行われた。成績発表や順位は6誌全体で発表されたが、試験の問題は学年によって一部が異なっていた。
- 入学試験
学年別学習雑誌の1998年5月号で行われた。図鑑説明などの知識を問う「国語」やポケモンの足の数などを計算する「算数」など教科別に出題され、ハガキで解答を送ると点数と評価、学生番号が返ってきて入学できるものであった。
- 博士試験
1998年8月号では博士試験が開催された。 さらにこの博士試験で成績優秀だったものには、赤・緑・青用のりゅうのいかりを覚えたコイキングのデータが配布された。
- スーパー博士試験
1998年10月号ではスーパー博士試験が開催された。 この試験ではゲーム赤・緑だけでなく、アニメポケットモンスターからの出題もなされた。
- ハイパー博士試験
1998年12月号ではハイパー博士試験が開催された。 ゲーム、アニメの出題に加えて映画「ミュウツーの逆襲」やポケモンカードゲーム、グッズなどからも出題された。
- 卒業試験
1999年3月号では卒業試験が開催された。学年によって問題が異なっていたが、新しいポケモンやポケモンの技などいずれも新しいものを考える問題であった。
関係者
- オーキド博士
- ニシノモリ教授
- マツモト教授
- アニメなどの映像を用いてポケモン学の授業を行う。学年別雑誌では1998年9月号からオーキド博士に代わって紹介を行った。また当時おはスタなどにも出演した。さらに同号の『小学五年生』で掲載されたポケットモンスターSPECIAL第46話「VSガラガラ」にもマツモト教授が登場している[6]。
- エリカ
- 家政学科に関わっており、ポケットモンスターSPECIALでも大学で特別講師を務めていた。
- イマクニ?
- 音楽の先生として登場した。
- 研究員のカズキ
- タマムシ大学でポケモン学を学んだ[5]。
- マサキ
備考
- ポケモン世界にはタマムシ大学の他にも、ブラック・ホワイト内の台詞で登場した「ヒウン大学」や、ソード・シールドのポケジョブで登場した「ナックルユニバーシティ」、アニメXY編第66話で登場した「ミアレ大学」などの大学が存在している事が判明している。
関連項目
脚注
- ↑ 1.0 1.1 『ポケットモンスター図鑑』アスペクト、1996年、131頁。ISBN 978-4893664945
- ↑ 2.0 2.1 2.2 『タマムシ大学 学生手帳』小学館
- ↑ 「ポケットモンスター図鑑」ではT大学卒業と表記されている一方で、小学館の学年別雑誌ではタマムシ大学卒業という扱いになっている。T大学がタマムシ大学であると思われる一方で、前者の書籍内でのオーキド博士の略歴内に「タマムシ大学」が登場するので別の大学である可能性もある。
- ↑ 『小学六年生』1998年6月号より
- ↑ 5.0 5.1 5.2 ポケモンと科学|もやもやドガース ポケモン世界紀行|ポケモンだいすきクラブ
- ↑ マツモト教授という名前は作中に出てきていないものの「ポケSPedia」で明示されている
- ↑ 「大人にもわかるポケモンカード戦略」では工業専門学校卒業と表記されている。