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名探偵ピカチュウ 〜第0章 イーブイからの依頼〜

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名探偵ピカチュウ 〜第0章 イーブイからの依頼〜(めいたんていピカチュウ だいぜろしょう イーブイからのいらい)は、ゲーム『名探偵ピカチュウ』を原作とする小説。執筆は陣内弘之、イラストは伊里日葉

ゲームの前日譚にあたる作品で、主人公のティム・グッドマンライムシティを訪れる前に起きた事件を名探偵ピカチュウが1匹で解決する様子が描かれる。小説を書籍化したものが『名探偵ピカチュウ』の早期購入特典として入手でき、特製のクリアしおりも付属した[1]。2018年3月23日から同年5月15日までの期間限定で一部電子書籍ストアでも電子版が無料配信された[2]

あらすじ

名探偵ピカチュウは、相棒のハリー・グッドマンと離れ離れになり、ハリーの探偵仲間であるマイク・ベイカーの事務所で寝泊まりしていた。ピカチュウは自らポケモン用の探偵事務所「ピカチュウ探偵事務所」を開設し、ライムシティに住むポケモンたちの相談を聞いていた。ある日、セレブのパートナーがいるイーブイが訪れ、自身が住む屋敷の庭が荒らされて困っており、犯人を見つけてほしいと相談される。

屋敷へ出向いたピカチュウは庭の地面が盛り上がったり穴が空いたりしているのを確認する。庭の修復はイーブイたち屋敷のポケモンに任せ、ピカチュウは犯人の調査に乗り出す。ピカチュウは穴の中がトンネルのようになって地下に張り巡らされており、何者かがトンネルを移動していることに気づく。しかし、ピカチュウはバランスを崩して穴にハマってしまい、近くを通りかかったドダイトスに助けてもらう。穴の中からは騒動に気づいたモグリューが顔を出し、ピカチュウはモグリューが犯人であると特定する。

モグリューは荒れた庭を見て驚き、昨晩集めて地面に隠したきのみを見失って探し回っていた結果、庭を荒らしてしまったことを謝る。そして、モグリューはピカチュウにきのみを探してほしいと頼む。モグリューから大きな木の根元に隠したが、その目印の木がなくなったと聞いたピカチュウは、木々にいるとりポケモンたちの話を聞く。その中でモクローから昨晩小さな山が池のほとりまで続いていくのを見たと証言を得て、ピカチュウはその山をモグリューが掘り進めていった跡であると見当をつける。

そして、ドダイトスから昨晩は池のほとりで眠っていたことを確認したピカチュウは、モグリューがドダイトスの背にある木を目印にきのみを埋め、目覚めたドダイトスが移動したことでモグリューがきのみを見失ったと突き止める。モグリューが隠したきのみも無事見つかり、イーブイたちに感謝されながらピカチュウは事務所へ戻る。ピカチュウは骨のある事件に立ち向かえることを期待しながら、午後に事務所を訪れるというハリーの息子・ティムのことを昼寝をして待つのであった。

登場キャラクター

人間

ポケモン

書誌

備考

  • 作中に登場するイーブイは、パートナーの人物がキュウコンとともに豪華客船の旅へ向かって留守にしていると話す。このキュウコンは作中でティムとピカチュウが潜入する豪華客船プライム・トレジャー号に乗船している。

脚注

関連項目

外部リンク