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名探偵ピカチュウ
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このページではゲームソフトの名探偵ピカチュウについて解説しています。映画作品については名探偵ピカチュウ (実写版)を参照してください。
| 名探偵ピカチュウ (名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜) | |
|---|---|
| ジャンル | シネマティックアドベンチャー |
| プレイ可能人数 | 1人 |
| 開発元 | クリーチャーズ |
| 発売元 | 株式会社ポケモン |
| 販売元 | 任天堂 |
| 発売/配信日 | |
| 日本 | 2016年2月3日 (新コンビ誕生) 2018年3月23日 |
| アメリカ | 2018年3月23日 |
| オーストラリア | 2018年3月24日 |
| ヨーロッパ | 2018年3月23日 |
| 香港 | 2018年3月23日 |
| 台湾 | 2018年3月23日 |
| 公式サイト | |
|
pokemon.co.jp (日本語) | |
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pokemon.com (英語) | |
名探偵ピカチュウ（めいたんていピカチュウ）とは、2018年3月23日に発売されたニンテンドー3DS用ソフトである。本項では、前作となる名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜（めいたんていピカチュウ しんコンビたんじょう）についても併せて記載する。
概要
人間の言葉を話すピカチュウとともに謎を解いていくアドベンチャーゲーム[1]で、ムービーシーンを多く使用し映画のように物語が展開されることから、公式は「シネマティックアドベンチャー」と称している[2]。2016年2月3日に前作となる『名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜』（以下、「新コンビ誕生」）がニンテンドー3DS用ダウンロードソフトとして配信され、2018年3月23日に「新コンビ誕生」に新たなストーリーを追加した『名探偵ピカチュウ』がパッケージ版・ダウンロード版ともに発売された。
行方不明となった探偵の父・ハリーを捜しにライムシティへ来た主人公ティム・グッドマンが、人間の言葉を話す自称名探偵のピカチュウと出会い、ハリーの足取りを捜索していくうちに、ライムシティで発生しているポケモン凶暴化事件に巻き込まれていく。
2017年12月11日、本作を原作とする実写映画「名探偵ピカチュウ」の制作が発表された。
2023年6月21日、続編にあたる完全新作『帰ってきた 名探偵ピカチュウ』がNintendo Switch用ソフトとして、同年10月6日に発売予定であることが発表された。
ストーリー
物語は全9章で構成されている。
- 第1章 タンティ公園
- ティム・グッドマンは、交通事故のあと行方不明となった父・ハリーを捜すためにライムシティを訪れ、ハリーの元相棒であるピカチュウと出会う。ティムとピカチュウは、エイパムたちが町中でいたずらをする騒動に巻き込まれ、ネックレスを奪われる被害に遭った女の子のために即席でコンビを組み、ネックレスを取り戻すことに成功する。
- 第2章 ヒトモシ洞窟
- ティムとピカチュウは、ハリーの捜査資料に残されていたヒトモシ洞窟へ手がかりを求めて訪れる。そこで凶暴化したオニゴーリに襲われているテレビ局GNNのレポーターであるエミリア・クリスティーとカメラマンのメイコ・オカモトを救助する。オニゴーリが暴れたことで洞窟に閉じ込められるが、洞窟のポケモンたちの力を借りて脱出に成功する。脱出前にピカチュウはアンプルの欠片を発見する。
- 第3章 PCL
- ハリーが失踪以前に調査していたと思われるポケモンの研究所・PCLに潜入し、洞窟で発見したアンプルが研究所にあることを突き止める。さらに調査を進めようとした矢先、研究所にいるオーロットが突如凶暴化する事件が発生し、ティムが容疑者となる。ティムとピカチュウは事件を調査して事件を解決へ導き、ライムシティで発生していたポケモン凶暴化事件が「R」とよばれる薬品によって引き起こされたものであると明らかにする。
- 第4章 カプチ島
- 「R」の開発者であるジョン・ワールスの話を聞きに、ティムたちはワールスが住んでいるというカプチ島を訪れる。島では湖に霧が立ち込めて湖に棲むポケモンたちが傷つけられる事件が発生しており、ワールスが第一容疑者となっていた。ティムとピカチュウは事件を解決してワールスにかかっている容疑を晴らし、ワールスから「R」に関する話を聞きだす。
- 第5章 ファインパーク
- 1年前にパレードに参加していたリザードンが凶暴化して多くの人間やポケモンが負傷した事件が発生し、現在は廃墟となったファインパークをティムとピカチュウは訪れる。リザードンの帰りを待ち続けるポケモンたちから話を聞き、ハリーがファインパークにて何者かに強襲され、園にいるミミロルに自身のロケットを託していたことが分かる。ピカチュウはミミロルからロケットを返してもらう。
- 第6章 GNN
- エミリアやメイコ、彼女たちの上司であるロジャー・クリフォードからファインパークでの事件の映像がGNNに残されていることを伝えられ、ティムとピカチュウはGNNを訪れる。映像を見るまでの間、観覧していたテレビ番組のリハーサルで発生した事故と盗難事件をティムたちは解決する。その後、事件当時の映像を見て、事件が「R」による事件であることが判明し、事件の犯人を追及するも逃がしてしまう。
- 第7章 ライム埠頭
- ハリーが残したロケットにカメラ機能があることが判明し、現像した写真からライム埠頭に「R」の製造工場があることを突き止めて潜入する。そこに閉じ込められて「R」の研究をさせられていたワールスの元助手を救出し、「R」が海外へ輸出される計画であることが判明する。ティムとピカチュウは輸出される「R」とともにコンテナに潜み、「R」の輸出計画に関与している人物を突き止めようと決意する。
- 第8章 Rの行き先
- コンテナに潜んで到着した先は豪華客船プライム・トレジャー号であった。船内で発生した荷物の取り違え事件を調査しているうちに、プライム・トレジャー号で闇オークションが開かれることが判明し、そこに「R」が出品されることを突き止める。ティムたちは闇オークションに潜入して「R」を回収し、輸出しようとしていた犯人を逮捕することに成功する。しかし、犯人の所持品からライムシティで行われるポケモンカーニバルにて「R」が散布される計画があることが発覚する。
- 第9章 ポケモンカーニバル
- ティムたちは急いでライムシティまで戻り、ポケモンカーニバルで多くのポケモンと人間が集まる中央広場で「R」の散布が行われると推理して現場へ急行する。ティムたちの捜索により、中央広場各地に仕込まれていた3つの「R」の回収に成功するが、土壇場で4つ目の「R」が存在すると判明する。再捜索により中央広場にある時計塔で4つ目の「R」を発見し、ティムとピカチュウは「R」が散布されるのを未然に防ぐ。姿を現した事件の黒幕とも決着をつけ、「R」にまつわる事件は一段落する。
登場人物・ポケモン
- ティム・グッドマン（声：内田雄馬）
- 行方不明となった父・ハリーを捜しにライムシティへ来た青年。名探偵ピカチュウとともに謎を解き明かしていく。
- 名探偵ピカチュウ（声：大川透）
- 人間の言葉を話す、おじさんのようなピカチュウ。名探偵を自称し、ティムとともに謎を解き明かしていく。美女に弱く、ブラックコーヒーが好き。
- エミリア・クリスティー（声：清水理沙）
- テレビ局・GNNのレポーター。ティムの行く先々で居合わせて事件に遭遇し、ティムたちの調査に協力する。
- マイク・ベイカー（声：秋元羊介）
- ハリーが所属していた探偵事務所の所長。ハリーの捜索やポケモン凶暴化事件の捜査を行うティムを支援する。パートナーはアギルダー。
- アマンダ・ブラックストーン（声：広瀬有香）
- ハリーが所属していた探偵事務所のアシスタント。運転するのが好きで船の免許も取得している。客用の菓子類を勝手に食べるピカチュウを耳を掴んでよく叱る。パートナーはヤヤコマ。
- メイコ・オカモト（声：下田レイ）
- テレビ局・GNNのカメラマン。明朗な性格をしており、エミリアとよくコンビを組んで撮影を行っている。
- パブロ・ミラン（声：坂本くんぺい）
- 探偵事務所の階下にある喫茶店・ハイハットカフェのマスター。パートナーはルンパッパ。
- ブラッド・マクマスター（声：浜田賢二）
- ライム警察署の警部補。パートナーはライボルト。
- フランク・ホリデイ（声：宝亀克寿）
- ライム警察署の警部。ハリーが失踪した事件などの捜査をしている。
- ロジャー・クリフォード（声：東地宏樹）
- テレビ局・GNNのプロデューサー。GNNの評判を大きく上げた敏腕プロデューサーとして高く評価されている。
- イーサン・グレアム（声：羽佐間道夫）
- テレビ局・GNNの社長。現場にいた頃はプロデューサーとして活躍していたが、現在は視聴率を上げることばかり考えている。
- ピカチュウ（声：大谷育江〈特別出演〉）
- 第3章でティムが名探偵ピカチュウと勘違いして声をかけるピカチュウ。
- ミュウツー（声：古谷徹）
- 名探偵ピカチュウと取り引きを行い、自身の細胞と「R」の回収を求める。
発売までの経緯
特に記載されていない限り、日時はすべて日本時間で記載されている。
- 2013年10月28日 - テレビ番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」第215回（石原恒和特集）に本作を開発する様子が放送。
- 2016年1月26日 - 新コンビ誕生が発表。
- 2016年2月3日 - 新コンビ誕生配信。
- 2018年1月12日 - 名探偵ピカチュウが発表。同日23時に新コンビ誕生が配信停止。
- 2018年3月9日 - 特別体験版が配信開始[3]。
- 2018年3月23日 - 発売。前日譚を描いた電子書籍『名探偵ピカチュウ 〜第0章 イーブイからの依頼〜』が同年5月15日まで期間限定で無料公開された[4]。
スペック
- 型番：CTR-P-A98J（JPN）
- 価格: 1,500円（新コンビ誕生） / 4,980円（名探偵ピカチュウ）
- 対応言語：音声は日本語・英語、字幕は日本語・英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・スペイン語・中国語（繁体字・簡体字）に対応
- その他: amiibo対応（名探偵ピカチュウのamiiboのみ）
スタッフ
名探偵ピカチュウ 〜新コンビ誕生〜のスタッフクレジット、名探偵ピカチュウのスタッフクレジットを参照。
備考
- 前作『新コンビ誕生』を購入済みの場合、期間限定で1500円引きで購入できた。また、同じ本体であれば『新コンビ誕生』のデータを引き継ぐことができる。
- 発売に合わせて名探偵ピカチュウのamiiboが発売された。
- ポケモンのゲームとしては最後のニンテンドー3DS用ソフトとなった。
各言語版での名称
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脚注
- ↑ 見たことのないピカチュウが、ここに。『名探偵ピカチュウ ～新コンビ誕生～』、2/3（水）より配信開始！LINEスタンプも無料配信中。、2016年2月3日公開。
- ↑ 『名探偵ピカチュウ』のストーリーと舞台｜『名探偵ピカチュウ』公式サイト
- ↑ 『名探偵ピカチュウ』特別体験版、配信中! ｜ニュース｜『名探偵ピカチュウ』公式サイト、2018年3月17日観覧。
- ↑ 『名探偵ピカチュウ』の電子書籍が登場！ - ポケットモンスターオフィシャルサイト、2018年3月23日公開（2022年7月23日閲覧）。
外部リンク
- 【公式】『名探偵ピカチュウ』 紹介映像 - YouTube
- 【公式】今度のピカチュウはひと味違う!? 『名探偵ピカチュウ』 PV - YouTube
- 【公式】平和な街を救うのは、名探偵ピカチュウとその相棒！ 『名探偵ピカチュウ』 PV - YouTube
- 名探偵ピカチュウ [Nintendo Direct 2018.3.9] - YouTube
