レアコイル/対戦
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レアコイルの歴史
第一世代
サンダースを上回る120という特殊の数値から火力は強く、低いHPが足を引っ張ったが受けも弱くはなかった。だがでんきタイプとしては鈍足であるため速攻環境では分が悪く、ケンタロスやダグトリオといったポケモンが放つじしんに脆かった。ニンテンドウカップ'97の決勝進出者15人中1人、ニンテンドウカップ'98の決勝進出者7人中1人が使用するなど、全国大会での採用実績を残している。
ちなみに64マリオスタジアム独自の、ポケモンをグループごとに分けてそれを基準にして選出に制限を加えるいわゆる「ABCルール」では、初手に出さなければならない弱いポケモンである「Cグループ」に(戦力として勘定しづらいピカチュウを除けば)でんきタイプとしては唯一分類されていた。単純に評価が低かったというよりは、恐らくは同グループにみずタイプとして唯一存在していたシャワーズへの対策という意味合いが大きいと思われる。仮にレアコイルがいない場合はシャワーズが非常に有利になり、かといってシャワーズもいなければニドキングへの対策が困難になる。
第二世代
タイプにはがねが追加されたことによって耐性は増えたが、特殊分割で特防が一気に50も減らされる、ほのおタイプやかくとうタイプの見直し、超火力を手にしたガラガラが一際じめんタイプのスターダムに躍り出る、トップメタであったカビゴンがじしん使いであったことなどから地位は低下。はがね複合による半減範囲増加のメリットよりもじめん4倍弱点のデメリットの方が遥かに大きく、はがねが付いていることはむしろ邪魔に感じられた。特殊受けとしてはカビゴンの他にハピナスがネックとなったほか、新規のでんきポケモンとしてはライコウの存在が壁になり、使用率は低かった。
それでもニンテンドウカップ2000では決勝進出者11人中1人が使用するなど出番は皆無ではなかった。
第三世代
特性としてじりょくとがんじょうを獲得。じりょくによってエアームドを逃がさずに仕留めることが可能になったが、そのエアームドへの返しにもなるだいもんじの採用率が高くなったことからだいもんじを受けてあっさり退場する場面が増えた。
ダブルバトルではじしんが蔓延していたためでんき枠の中でも非常に立場が悪かった。
第四世代
レアコイルのさらなる進化形であり、素早さを考慮しなければレアコイルのほぼ上位互換であるジバコイルが登場。以降、後述の通りジバコイルとは素早さで差別化せざるを得なくなった。新アイテムのきれいなぬけがらでじりょくが腐りやすくなったのも向かい風。
第五世代
がんじょうの仕様変更はジバコイルより耐久面で劣るレアコイルにとってはプラスと言える。新アイテムふうせんの登場もレアコイルのデメリットを補うには好都合。新しく獲得したエレキボールは相手より素早いほど威力が上がる技なので、レアコイルが使っても実戦的ではない。隠れ特性アナライズを獲得したが、これはジバコイルの方が相性が良い。
第六世代
エレキフィールドを獲得した。フェアリータイプの登場によりラスターカノンの地位が向上したが、こだわりスカーフを持たせて最速で攻撃を放つという運用法に変わりはない。通常環境のレート戦XYリーグでは前半のシーズンであればこだわりスカーフ型が主流であったが、後に早打ちするメリットの大きい補助技の乏しさが浮き彫りになるとしんかのきせき型がレアコイルの型としては割合が高くなった。ORASリーグでは2つの型のシェアが一進一退であった。
第七世代
通常環境には縁が無かったが、『P-Sports』第9回目の放送ではこの時点で古参であった実況者が初代統一パを対戦に使用しており、その中にレアコイルがあった。
ピカブイでは進化後のジバコイルが存在しないうえにサンダーの一致メインウエポンの内ひこうを4分の1で、でんきを半減で受けられることからメジャーポケモンの一角に君臨。本編だとサンダーが覚えることがあるめざめるパワー(じめん)に非常に弱いが、ピカブイにはめざめるパワーが存在しないうえにサンダーもでんき、ひこう、ノーマル以外のまともな攻撃技を覚えないため、サンダーメタとしてしっかりと活躍できるのである。通常攻撃技とは別のダメージソースであるどくどくが無効なのもサンダーに有利である理由である。
第八世代
ダウンロードコンテンツ『鎧の孤島』で解禁。てっていこうせんを獲得したが、がんじょうを反動ダメージにより自ら潰すためアンチシナジー。一方で、だいばくはつ、チャージビーム、じゅうりょくを没収され、めざめるパワーに至ってはデータ自体が削除された。
ジバコイルに対する優位点である素早さを活かしたこだわりスカーフ型がメインなので、自身のこだわり系アイテムを無効にするダイマックスとは相性が悪い。てっていこうせんと合わせてダイマックス主体のこの世代の環境では不遇。ジバコイルが使用禁止されたシリーズ6シーズン10では代わりとして注目を浴びシングルバトルにおいて使用率52位を記録。
『ポケモン日本一決定戦2020』王者決定戦ジュニアカテゴリベスト4にしんかのきせきエレキネットレアコイルが残っていた。
一般的な育成論
ジバコイルより唯一優れているのが素早さ。とはいえ特攻種族値120は特殊アタッカーとして十分の数値。素早さを極限まで上げてこだわりスカーフを持たせると素早さの種族値130のポケモン(通称130族)を抜かすことができる。逆に言えばレアコイルを使用するということはこの戦法である可能性が高いので相手にも承知されていることを考えたほうがよい。
しんかのきせきで耐久を上げることも可能。これにより、ジバコイル以上の耐久を手に入れることができる。この場合じりょくを採用して相手のアーマーガアやエアームドを縛ることが可能。ただし、ナットレイは相手にしづらい。
攻撃技はボルトチェンジ、10まんボルト、ラスターカノンが優先。交代するボルトチェンジはこだわりスカーフとの相性が良い。その他トライアタック、ほうでん、てっていこうせんが候補か。補助技はでんじは、でんじふゆう、こらえるなど。
がんじょうでカムラのみを安全に発動することでジバコイルに対する差別化点である素早さを強化する、ひかりのねんどで壁を貼るといった使い方もある。