ムーランド/対戦
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ムーランドの歴史
第五世代
「特攻の抜けたウインディ」と喩えられるほどの洗練された種族値、いかくとすなかきの有用性から、一見すると砂パに入れてよし、スタンパに入れてよし、というポケモンであったが、砂パに入れるとバンギラスやドリュウズとの並びでかくとう弱点が一貫してしまうこと、いかく持ちとしては同じノーマルタイプとしてムクホークとは異なりとんぼがえりを覚えないことから使い勝手の悪さが目立った。
シングルバトルでは強さが引き立たなかったが、ダブルバトルではバンギラスのすなおこしでサポートを受けることですなかきを発動する「バンギムーランド」が発祥。攻撃性能が貧弱なエルフーン、レパルダスといったいたずらごころサポーターの面々とは異なり、攻撃の種族値100とほのおのキバ、こおりのキバ、かみなりのキバ(いわゆる三色キバ)による攻撃範囲の広さから隙あらば削りに転じられる上に弱点僅少という利点があった。
第六世代
クレッフィというムーランド以上に耐性が優秀ないたずらごころサポーターの登場、そのクレッフィに素早さで勝るニャオニクス♂の登場、すなおこしの弱体化などから、高速すなかきサポーターとしては地位が低下。じゃれつくを習得するが、元々ドラゴンタイプに対してはこおりのキバがあり、かくとうタイプへの打点として考えても素早さの関係上すなかき無しの場合かくとうタイプ相手には引かざるを得ないのでこれは強化とは言い切れない。一方、攻撃の種族値が10上方修正されたことは、殴れるサポーターとしては進歩である。それでもダブルバトルではすなおこしを必要としないニャオニクスに立場を譲るようになり、使用率30位以内ランクインとは縁が無かった。
PGLレーティングバトル統計データを見ると、XYリーグダブルバトルでは攻撃技はじゃれつく、かみくだく、ワイルドボルト、こおりのキバ、おんがえしが主流で、変化技は採用率が伸び悩んだ。特性はすなかきが、性格はいじっぱりがメインであり、持ち物はいのちのたまが需要を伸ばした。総じて、サポーターとしてよりも技範囲の広いアタッカーとしての個性が強く出るようになった。
第七世代
サイコファングを習得。しかしかわらわりと同じく、よく壁を張るエスパータイプに半減されてしまい、攻撃ついでに壁を割るという手が成立しづらい。
性格、特性の傾向に大きな変化はないが、ノーマルZの登場によってギガインパクト型が主流化。
WCS2017(アローラダブル)世界大会ジュニアカテゴリではベスト8進出者中1人が使用。
第八世代
『鎧の孤島』の配信に伴い解禁。『鎧の孤島』時点で解禁されている最終進化形で新規習得技無しはムーランドのみ。
ダイアタックの獲得によってギガインパクトを実質4連打することができるようになった。「バンギムーランド」においては、ダイアタックによる素早さ低下が味方のバンギラスへのサポートにもなる。砂パは高種族値ポケモンへの依存度が高く、素早さ操作能力は貧弱であるため、高火力を放ちながら素早さ操作できるダイアタックムーランドの獲得は大きな進歩。
マイペース、きもったま、せいしんりょく、どんかんがいかくを無効化するように仕様変更された。これは、いかく型としては弱体化だが、きもったま型としては強化に該当する。いかくが効かない場合はダイスチルで物理耐久を補うのも1つの手。それまでの世代では活かしづらかったあなをほるはダイマックスターン枯らしやダイアースとして役立つ。
ダブルバトルでは晴れパが環境に多いため、すなかき型では特性の発動タイミングがシビア。
一般的な育成論
序盤で手に入るノーマルタイプのポケモンの一匹。長らくこの中で唯一の2進化ポケモンだったが、第八世代では同じ2進化ポケモンとしてタチフサグマが追加された。
攻撃が高く特攻は低いため、物理アタッカーとして育成されることが多い。わざマシンに頼らずともギガインパクトやかみくだく、じゃれつく、かたきうちなど強力なわざをLvアップで習得できる。第七世代までは、ノーマル技は安定性重視でおんがえしも候補になる。
タマゴ技またはわざマシンでほのおのキバ、こおりのキバ、かみなりのキバ(ワイルドボルトも覚えるので、かみなりのキバは反動を嫌う人向き)の習得ができる。ノーマル単タイプで自分の弱点が少ない点、技範囲が広く多くのタイプに対抗することができる点が優秀。
能力値のバランスが非常に良く、かつ特性いかくを持つため、物理耐久型の育成も可能。補助技もまもるの他にあくび、みがわり、でんじは、あまえると優秀なものが揃っている。ダブルバトル・トリプルバトルではてだすけで味方を援護するのも良い。
特性すなかきを活かした砂パでの使用も可能。アタッカーとしての運用のほか、ダブルバトルでおさきにどうぞを覚えさせて相方に先手を取らせるサポーターとしても利用できる。
技をまもる(またはあくび)ととっておきだけにしてとっておきを連発するだけの型も強力。隠れ特性のきもったまならゴーストタイプにもとっておきが刺さる。