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バクオング/対戦

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このページは、バクオングの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

バクオングの歴史

第三世代

当時はノーマルタイプの攻撃技は種類に関わらず必ず物理技となったため、メインウエポンの運用上は恵まれなかった。一方で、オーバーヒート、れいとうビームといったサブウエポンには既にある程度恵まれていた。技範囲が広い性質上シナリオでは使い勝手が良かった部類。ポケモンリーグ2005中学生以上の部で決勝大会進出者9人中1人が使用する実績を残している。

第四世代

攻撃技の物理・特殊の仕様変更によってハイパーボイスが特殊技になり、これに伴い特殊型が一般的になった。きあいのタスキが登場したことによって第三世代の教え技であるカウンターによる奇襲も安定するようになった。

第五世代

教え技でけたぐりを覚え、バンギラスに対するピンポイントメタを張れるようになった。同じ教え技としてはがむしゃらがあり、これを覚えたことによって奇襲の幅が広がったが、どちらかというと鈍足なバクオングにとってがむしゃらは使用する際に読みが必要な技である。この世代ではローブシンやコジョンドといった新規のかくとうタイプが大活躍していたため、バクオングの立場はこれまでになく悪くなった。素早さの種族値68というのが環境に跋扈していたキノガッサに対して上を取れないポケモンとしては絶妙なラインであった。

第六世代

念願の高火力技であるばくおんぱを獲得。PGLレーティングバトル統計データを見ると、ばくおんぱ、れいとうビーム、きあいだま、オーバーヒートorだいもんじが主流であることがうかがえ、持ち物こだわりメガネが最大母数を占めた。この世代のトップメタであったメガガルーラとは特殊型である点で差別化が可能であった。ガルーラクレセリアの相性補完コンビ「ガルクレセ」の転用としてガルーラの枠をバクオングに変えた物もあり、実際のバクオングとの同時採用率上位にはクレセリアの名前があった。環境ではバシャーモが活躍しており、きあいのタスキ型が稀なバクオングにとってこの世代では出落ちの危険性が格段と高まったと言える。2015年1月に開催されたホウエン図鑑限定戦の「Battle of Hoenn」では各カテゴリで使用率29位を記録しており、第三世代に登場したポケモンの中では立場が比較的良いことを示した。

一方、ダブルバトルではハイパーボイスが蔓延していたことからぼうおん持ちのアタッカーとして一定の需要があり、同バトルではデスカーンうそなきでバクオングのばくおんぱによるダメージが増えるようにしつつ、サイドチェンジで互いの弱点を補完し合う「デスオング」が確立。

この世代よりとくぼうが63から73に強化されたので、耐久調整がかなりしやすくなった。

第七世代

Zワザを獲得したことは威力の高い技に恵まれたバクオングにとっては一見強化であるが、元々ノーマル単タイプでありどちらかというとサイクル戦に向いたバクオングとはこだわりメガネの方が相性が良いのでZワザ型は流行していない。バシャーモが依然として活躍していることなどから立場は第五世代から変わらず厳しい。ダブルバトルでもニンフィアの環境落ちやサーナイトの使用率が第六世代より下がったことからぼうおん持ちとしての価値が相対的に下落。

第八世代

鎧の孤島』の配信に伴い解禁。

音技であるばくおんぱは音技という性質を消すダイマックスとは相性が悪い。そのため、バクオングにとってダイマックスは強化とは言い難い面がある。尤も、ダイマックスすると効果が無駄になってしまうみがわりが前世代より環境に減ったことから、ばくおんぱを通常技として使うことに拘る必要性は薄れた。

ダブルバトルで考えるときもったまゴーストノーマルウエポンが無効化されずに入ることが仇となって、味方のゴースト枠のポケモンをばくおんぱで巻き込んでしまうというデメリットが目立つ。

一般的な育成論

ノーマルタイプとしては珍しく特攻が高い。HPは高いが防御が低いので物理耐久は平均的。第六世代から特防が強化され、特殊耐久はそこそこ高い。最速でこだわりスカーフを持たせても130族を抜かせず、トリパで運用するには中途半端な素早さが少々勿体ない。

バクオングの代名詞であるタイプ一致の高威力技ばくおんぱと特性きもったまのゴースト貫通を活かした一点突破の特殊アタッカーとしての育成がメジャー。 ばくおんぱは半減受けされてもなお威力70(105)であるためこだわりのデメリットが軽く、アイテムはこだわりメガネこだわりスカーフが優先される。 こだわり系アイテムのデメリットである技の固定を嫌う場合はとつげきチョッキが採用される。

特殊技ばくおんぱ以外のサブウエポンとしてだいもんじれいとうビームシャドーボールきあいだまなどが候補となる。

攻撃と特攻の両方を伸ばした両刀も良いが、ばくおんぱが突出しているため特殊受けへの対策を意識したかわらわりまたはけたぐりが物理技として優先される。 低い素早さがあまり気にならなくなるようにゆきなだれを覚えさせておく手もある。

補助技にはこだわり系アイテムとの相性が良く、催眠技持ちのポケモンに強く出られてばくおんぱ等の高威力技で反撃する事が出来るねごとが筆頭候補に上がる。

特性のぼうおんは相手のハイパーボイスちょうおんぱを無効化するがサーナイトポリゴン2トレースされると頼みの綱であるばくおんぱが効かなくなってしまうので非推奨。

逆に隠れ特性のきもったまばくおんぱなどがゴースト相手でも当たるようになるので強気にばくおんぱを放っていけるので大変有用。しかし、ばくおんぱは味方を巻き込む技なので、ゴーストタイプを味方につけてもダメージを与えてしまうので、組むならばまもるなどを覚えさせるか、別のぼうおんを持つポケモンを推奨。