ドータクン/対戦
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ドータクンの歴史
第四世代
極めて優秀な耐性、高い耐久種族値などから、ダブルバトルではトリパの始動役として活躍。30族をギリギリ抜ける素早さの種族値33のおかげでカビゴンとの対面では素の素早さで動く際に有利になり、そうでなくとも高い耐久性能によって集中砲火による出落ちを防ぐことが可能。ふういんでまもるをロックしてだいばくはつを確実に通すことができるという長所もあった。2007年ポケモンリーグ日本大会小学生以下の部優勝メンバー、同大会中学生以上の部優勝メンバーという、輝かしい実績を残している。プラチナで一致ウエポンのアイアンヘッド、しねんのずつきを教え技獲得。素早さの種族値33はジャイロボールを使うには微妙なので、当時はくろいてっきゅうを持ってジャイロボールを撃つ型もあった。
さいみんじゅつが弱体化する前のDP期のシングルバトルでは、フォーカスレンズ最遅ドータクンでさいみんじゅつを放つだけで安定して勝つことができた。
レジギガス (テンイむら)が2008年6月から8月にかけて配布され、イバンのみが解禁された。それに伴い、後手あまごいから先手だいばくはつに繋げるイバンのみ型が成立。
第五世代
ヘビーボンバー、サイコショック、ワンダールームを習得。通常特性がドータクンに存在意義を与えるほど重要なので、隠れ特性ヘヴィメタルを獲得したことは全く強化になっておらず、ヘビーボンバーとのコンボも嗜みの域を出なかった。この世代は環境が流動的であったため、ドータクンに限らず様々なポケモンが対戦に使用される機会を得たが、同じエスパータイプのヤドランが隠れ特性さいせいりょくを得ると、ドータクンの回復力に欠ける点が浮き彫りになった。
第六世代
はがねタイプの仕様変更によって実質的に弱点が追加された格好となった。この世代ではライバルのヤドランがメガシンカを獲得したため、基礎スペックの差が出るようになった。
PGLレーティングバトル統計データからは、主流技がトリックルーム、ジャイロボール、じしん、だいばくはつ、サイコキネシス、めざめるパワーであることが明らかとなり、ダブルバトルではいわなだれ、リフレクター、ひかりのかべが需要を伸ばした。性格はなまいき、のんき、ゆうかんがメインであった。持ち物はシングルバトルならゴツゴツメット、ダブルバトルならメンタルハーブが好まれ、前者はサイクル戦と相性が良く、後者はちょうはつ対策として役立つと言える。特性はより腐りにくいふゆうが優勢であり、たいねつはファイアロー対策になったものの無効になるわけではないのでどちらかと言えば少数派であった。
一方、WCS2016は禁止伝説級の出場を解禁した「GSルール」であり、ゼルネアス対策になってトリックルームの始動役も務まることから、その大会のベスト8進出者の内7人が使用。
第七世代
はがねで地面無効の仲間にテッカグヤが登場。あちらはアタッカー寄りなので、補助寄りのこちらは十分差別化が可能。一方、Zワザの登場によって高耐久の補助型としてはやや肩身が狭くなったか。例えば、ホノオZを持たせたひかえめウルガモスがZワザ化したオーバーヒートでHPに努力値4振りで特防に全振りのたいねつ型の特防補正無しドータクンを攻撃した場合、高乱数1発なってしまう。イアのみなどの混乱木の実の回復量仕様が強化されたが、トリックルームを打ってだいばくはつで退場するのが主な動きの1つであるドータクンにとっては一概に強化とは言い切れない。
単体構成に大きな変化はなし。
第八世代
進化前と併せ、ソード・シールド発売当時は唯一存在するはがねとエスパーの複合タイプを持つポケモンだった。 退場技としててっていこうせん、起点作り技としてスピードスワップを獲得。てっていこうせんは無効化できるタイプが存在しないため確実に発動できるのが長所。ダブルバトルでは場に残ると低い火力から起点にされやすいため、この点は無視できない強化。
かたやぶりドリュウズの流行により、特性はふゆうよりもたいねつがおすすめ。
HPと特防に特化したしんちょう物理型じゃくてんほけんたいねつドータクンは特攻と素早さに努力値を各252振りしたトゲキッスに非常に有利である。ダイバーン(だいもんじ)に合わせてじゃくてんほけんを発動しつつトリックルームを展開し、ダイマックスしてダイスチル(ジャイロボール)で攻めれば対面勝ちできる。予めリフレクターが貼られている場合ですらも、ダイマックスとリフレクターの終了後に後続の先制攻撃技で落とせるところまで十分に削ることができる。
スピードスワップ要員としては最も素早さの種族値が低いのが利点。攻撃性能も低くなく耐久性能も優秀なので、スピードスワップの使い手として優秀。
実績としては、シングルバトルシーズン30(禁止伝説2体環境)最終9位構築入りなど。
一般的な育成論
耐久に重きのあるポケモン。それゆえ耐久型として育てるのがメジャー。
特性がおそろしく都合がよく、二つの弱点のうちほのおはたいねつで、じめんはふゆうで補うことができるため、実質弱点は一つとして考えられる。ただし第六世代でははがねが弱点であるフェアリーの登場で攻撃面は強化されフェアリー耐性も得たが、タイプの仕様変更によりゴーストとあくが弱点に追加されており、防御面は若干弱体化している。
どちらも耐久に優れるはがねタイプの弱点を突くためにメイン・サブウェポン問わず広く採用される技のタイプだが、どちらかと言うとふゆうが採用される事が多め。炎技は特性以外にもあめが ふりつづいている状態にして軽減するなどの手法もある他、ふゆうは完全に無効にするために地面技を読めば無償で交代できるというメリットもあるのが大きい。ただし、たいねつもふゆうの存在によりドータクン自身が地面わざを打たれにくいため十分有用。
防御を鍛え、特攻と特防をめいそうで強化する耐久型兼特殊アタッカーが強力。攻撃技はサイコキネシス、ラスターカノンなど。ラスターカノンが半減されやすいことが気になるならシャドーボールやくさむすび、めざめるパワーも悪くはない。
物理攻撃の場合はタイプ一致のジャイロボールが素早さの低いドータクンには好都合。その際は性格も素早さの下がるものにしておき、欲を言うなら逆Vも狙えると尚良い。他の技候補としてはしねんのずつき、じしん、いわなだれ、しっぺがえしあたりがベスト。
トリックルームを発動し、だいばくはつで相手を相殺しつつ後続に繋げる戦法も有名。耐久力が高く一撃で倒され難く、だいばくはつ等の自主退場技が使えるという点でトリックルーム発動役に適任だが、有名過ぎてバトル開始前の見せ合いの時点で戦法がバレてしまうと言った欠点にもなっている。
補助技としては強力なさいみんじゅつをはじめ、てっぺき、リフレクター、ひかりのかべ、どくどく、あやしいひかり、ねむるなど。だいばくはつ読みのポケモンチェンジまで見越してステルスロックを使わせて交換を躊躇わせることもできる。
隠れ特性はヘヴィメタル。第五世代から習得するヘビーボンバーの威力が上がるが、相手のけたぐりやくさむすびの威力が100から120に上がってしまう上、そもそもふゆう・たいねつが上記にあるように効果が優秀であるため、採用されないことがほとんど。ドリームワールド限定、または教え技で取得できるスキルスワップで特性を交換し、こちらのくさむすびの威力を上げる戦法もあるが、ネタの域は出ていない。