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パラセクト/対戦

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このページは、パラセクトの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。

パラセクトの歴史

第一世代

当時としては攻撃特殊がともに高かったが、急所率の計算式の関係上きりさくが腐り、他には有効な攻撃技がこれと言って無かった。4倍弱点であるほのおタイプの層が無視できるほどに薄かったことを差し引いても、当時全盛にあったこおりタイプに弱いなど耐久力に不安があった。それでも、ルール整備すら追いついていなかった1996年の公式戦の体を取った対戦では、パラセクトやゲンガーで相手のパーティを全てねむり状態にするという、現在の感覚では出鱈目極まる戦略も披露された。

第二世代

特殊の分割による特攻の20ダウン、ねむるねごとのコンボによるキノコのほうしの価値の暴落、当時のくさタイプの多くが獲得した補助技を獲得できなかったことなどから、もともと低かった地位が地に落ちた。めざめるパワーむしは手に入れたが、いわなだれに弱いのでガラガラ受けとしても不適格であった。単体性能的にも環境的にも悲惨であったが、この世代からマグカルゴとの相性補完ができるようにはなった。

第三世代

キノコのほうしを使える上に破壊力、速度の面で上回るキノガッサが登場。この時点では真剣勝負を制するうえで使う意義を見出すことがほぼできなくなった。まともなむしタイプの技を得られなかったのも向かい風。

第四世代

シザークロスの獲得によってまともな火力を手に入れた。トリックルームの登場によって最速でキノコのほうしを撃つ要員として注目されたが、プラチナで眠りが弱体化したのは逆風。GSルールでは新しく獲得した特性かんそうはだとの相性が良いカイオーガのタッグが注目された。

第五世代

実質的な上位互換となるモロバレルが登場した。

第六世代

活躍と言えば、2015年10月に行われた、各国で怖いイメージのあるポケモン124体による限定戦『トリック・オア・トリート!?』でマスターカテゴリにおいて25位の使用率を記録した程度。この世代ではタマゴ技ワイドガードを習得しており、モロバレルとはこの点で差別化が可能になった。

PGLレーティングバトル統計データを見ると、キノコのほうしやどりぎのタネを活かした耐久型が主流であったことがうかがえる。性格はしんちょうが好まれていた。

第七世代

比較的パラセクトが居座りやすい状況を作れるトリプルバトルの廃止は、種族値インフレについて行けないパラセクトにとって泣きっ面に蜂である。きゅうけつの威力が上方修正されたことは追い風ではあるが、タイプが不遇で居座り性能が高くないパラセクトにとっては強化として微々たるものである。

一般的な育成論

ソード・シールドのVer.1.3.2時点で未解禁であるため、第七世代における育成論を記す。

キノコのほうしを唯一習得できる最終進化形であったが、現在はキノガッサドーブルなどにそのお株を奪われている。それでもこのポケモンを使うのであればほぼ必須技ではある。弱点も非常に多く素早さもかなり低いため使い勝手の悪さは否めない。

きあいのタスキや他ポケモンのサポートのもとキノコのほうしで相手を無力化し、そのうちにつるぎのまいで自身の攻撃力を上げる戦法が挙げられる。他にはきあいのタスキと相性の良いカウンターじたばたなども採用の余地があり、この2つはモロバレルとの大きな差別化になる攻撃手段と言える。

ダブルバトルではいかりのこなを覚えるため、味方のサポートに向いている。この場合は相手の直接攻撃を受ける機会が増えるので、特性はほうしを採用しても良い。しかし、その用途では同じことが可能で耐久が高く弱点の少ないモロバレルと比べると大幅に見劣りする。こちらはシザークロスを覚えるため、あくタイプやエスパータイプに刺さり、また後述の特性により、みずタイプを無効化できるので完全下位互換というわけではないが、わずかなメリットでしかない。

いずれにせよ、よほどのことがないかぎり採用する特性はかんそうはだ。ほのおはもともと弱いので諦めがつくし、みずを無効にしさらに回復できるのは非常に優秀。残りの隠れ特性しめりけじばくだいばくはつを使うポケモンを相手にしなければ死に特性になる。