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エンブオー/対戦

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このページは、エンブオーの対戦での扱い、および育成論を記述するところである。

エンブオーの歴史

第五世代

同複合タイプの御三家であるバシャーモにはあちらのかそくを考慮してもしなくても素早さで劣り、ゴウカザルには素早さと先制技の有無で水を開けられ、と散々な状況であった。とりわけゴウカザルに劣る点から「猿負王」と揶揄されることがあった。それでも、当時は高速ポケモンにこだわりスカーフを持たせる風潮はそれほど蔓延していなかったのでエンブオー程度の素早さでもこだわりスカーフを持たせれば十分であり、こだわりスカーフによる奇襲型がハマることもあった。といっても、準速いじっぱりのキノガッサメタグロスにこだわりスカーフを持たせることが流行していた時期もあって、最速にしないと厳しい場合が少なくなかった。後攻ばかぢからも他のかくとう複合タイプとの差別化点であった。

ダブルバトルではヤドランヤドキングトリックルームいやしのはどうでサポートしつつエンブオーをエースとして運用するトリパコンビ「ヤドエンブ」が発祥した。

合計種族値が528とほのおタイプ御三家の中では第九世代現在でも最も低い。

第六世代

ふいうちタマゴ技として獲得。これによって、バシャーモやゴウカザルとは一応の差別化点を手にした格好となった。だが、ダブルバトルで技範囲の広さを生かそうにも、ダブルバトルでの対抗馬となるゴウカザルファストガードで守られたらそれまでであった。寧ろ、隠れ特性すてみの解禁によってトリパにおける決定力が増したと言える。何よりファイアローに上から叩かれて落ちる懸念というのがエンブオーを使用する上では大きかった。PGLレーティングバトル統計データによると、ORASリーグシングルバトルではフレアドライブばかぢからもろはのずつきワイルドボルトorふいうちが主流であったと言える。性格は火力を出しつつ使用するステータスに悪影響を及ぼさないためのいじっぱりが主流で、シーズンによって最速を意識したようきがトップとなることもあった。特性はすてみ、持ち物はとつげきチョッキがメインであり、世代末期のORASリーグではこだわりスカーフ型が比較的流行した。

第七世代

メガガルーラの弱体化の一環であるとされるふいうち威力下方修正を受けて弱体化。天敵であったファイアローはやてのつばさの弱体化によって環境から姿を消したが、それによって第六世代にファイアローにカモにされつつも活躍していたバシャーモの需要がさらに伸び、却ってエンブオーの相対数が減った。特にこの世代から登場したカプ・テテフに関しては、敵に回せばサイコメイカー下でのサイコキネシスで手痛い一撃を受け、味方に付けてもサイコメイカーによって自身のふいうちが無効化され、といったようにどちらにしても絶望的に相性が悪い。

一応こだわりスカーフ最速型の実数値192なら最速ゲッコウガの191を抜けるので、USUMリーグシングルバトルでゲッコウガが使用率3位の常連となっている中ではその点がそれなりに大きな意味を持ち、少なくとも初見殺し程度にはなる。ようきエンブオーの攻撃ランク補正1段階下降込みのばかぢからは耐久無振りのゲッコウガを確定1発にする。

一般的な育成論

  • 攻撃が同タイプで御三家先輩のバシャーモゴウカザルを上回って非常に高い水準にある。物理技に限ればヒヒダルマには流石に敵わないが、ばかぢからをタイプ一致で使えるため炎以外の技まで含めた総合的な火力は負けていない。上記のポケモンらがいずれも対戦で使われているポケモンであるという事を考えるとどうしても比較されてしまうため、うまく差別化をしていく事が重要。
  • 技のレパートリーはかなり多彩。メインの格闘技でインファイトとびひざげりが覚えられないという点以外は炎・格闘共にほとんどの主要技を覚える事が出来る。具体的にはフレアドライブオーバーヒートだいもんじ・ばかぢから・アームハンマーなど。サブウェポンもじしんストーンエッジいわなだれもろはのずつきくさむすびジャイロボールに加えてねっとうワイルドボルトまで覚える事が出来る。
  • めざめるパワートリパの場合はこおりがベスト。例えばゆうかんなら特攻の種族値100を下降補正無しで生かすことができ、ボーマンダガブリアスへの役割破壊としては十分。いのちのたま型なら耐久無振りのメガボーマンダをめざめるパワー(こおり)で高乱数1発にできるので、トリパ型なら覚えさせない手はない。逆に通常型ならいじっぱりやようきにして特攻に下降補正をかけるはずである上にこちらがこだわりスカーフ型でもない限りボーマンダやガブリアス自体上から一致高火力でこちらの弱点を突いてくるので、まずめざめるパワーなどを打つよりも下げるべきである。
    • 物理タイプの炎ポケモンとしては先輩2種の他にウインディヒヒダルマが存在するが、ウインディはじしんを覚える事が出来ず、バシャーモ・ゴウカザル・ヒヒダルマはワイルドボルトを覚える事が出来ないので差別化は容易。
    • ねっとうは他のどの炎ポケモンも覚えられず、エンブオーのみ覚えられる。水タイプの技を覚えられる初の炎タイプのポケモンでもある。
    • ブラック2・ホワイト2では、教え技でかみなりパンチを覚えられるようになり、ワイルドボルトの反動が嫌な場合はこちらの方が使われる。
    • 第六世代では新たな遺伝技としてふいうちを獲得。第五世代にはなかった先制技を使えるようになる。ただし素早さが低いため相手の先制技に注意。
  • ただHPは高いが防御特防ともに低い上に素早さまで低いため、バシャーモやゴウカザルらに比べて相手に先制で一撃貰って倒されてしまう可能性が高い。この点を何とか克服する必要がある。
    • 素早さを克服する方法としては幾つかある。まず1つ目はニトロチャージで攻撃しつつ積むタイプ。元の素早さ種族値が65なので1回では130族を抜くまでには至らないが、それでも結構な素早さを得る事が出来る。
    • 2つ目は素早さを諦めてビルドアップ等を積む方法。相手の攻撃を受ける事が前提になるため何匹も倒して無双する事は難しいが、素早さに努力値を振らないため火力と耐久力をより充実させられる。
    • 3つ目はトリックルームを使うパーティに組み込む方法。トリパで主に使われるアタッカーの素早さ種族値は高くても50台であるため最速にはなれないが、他の一般的なポケモンを抜くには十分過ぎる遅さ。のろいも覚えるため素早さをさらに下げる事も可能。ジャイロボールを活用する事も出来る。
  • その他、こうそくいどうなどで素早さを上げたポケモンからバトンタッチを受けるという方法や、がんせきふうじローキックじならしで相手の素早さを削いでから攻撃に移るという方法などもある。ただし一撃貰うことを忘れずに。
  • 隠れ特性はすてみ。フレアドライブ、もろはのずつき、ワイルドボルトの火力が上がり、そこまで耐久の高くないポケモンを一撃で倒すことも出来るようになり非常に優秀。それと同時に一撃で倒せなかった場合は反動が大きいので気を付けよう。HPが高いので反動ダメージだけで倒れたなどといったことは滅多に無いのが救いか。こだわりスカーフを持たせればゲッコウガを抜くことも出来るため、何もさせずに倒すことも可能。