こみやトモカズ
こみや トモカズ(Tomokazu Komiya、1973年[1] - )は、イラストレーター。
人物
東洋美術学校出身[2]。フリーマーケットでイラストを描いたハガキを出品していたのが小学館の編集者の目に止まり、女性誌での仕事を紹介されたことでプロのイラストレーターとなる[2]。フリーランスのイラストレーターとして活動し、1998年よりポケモンカードゲームのイラストレーターとして参加している[3][4]。
「個性的なスタイル」と称されるイラスト(「インチキな絵」と自称する)を手掛けるが、これは本人によれば正統派のイラストを描いても納得のいく出来にならなかったことから現在の画風を続けている[2]。画材はアクリルガッシュをメインに鉛筆・色鉛筆・ボールペン・マジックなどを使用している[2]。
2013年に公式ブログ「ポケカネットジム」に掲載されたインタビュー記事では、「今までのポケモンカードゲームのイラストにないシチュエーションを描くように心がけている」、「ドラマが伝わるようなシーンや瞬間を切り取って描くことを、普段から心がけている」と話している[5]。また、25周年記念であるピカチュウV-UNION (S8a)に寄せたスペシャルコメントでは、イラストを描く上で考えていることとして、「ポケモン達がどんな思いで生きているのか。楽しいのか、辛いのか、悲しいのか。でも表で見せる顔ではなく、より素直な内面の表情を描きたい。」と語っている[6]。
思い入れのあるカードや気に入っているカードについて、2013年のインタビューではカラカラ (e 第1弾)とバクオング (ADV4-B)[5]、斉藤コーキとの対談ではレディバ (闇、そして光へ...)を挙げている[2]。好きなポケモンはドッコラー・ドテッコツ・ローブシンで、理由として「実家の家業にリンクしているように感じ」るとしている[5]。
Pokémon Trading Card Game イラストレーションコンテスト 2022で審査員を務めた。
主な作品
- ポケモンカード (カテゴリ)
- ポケモンえほん
- ポケモン金銀えほん
- ポケモンだいすきえほん
- ふしぎなたいこ (2007年、文:戸田昭吾)
- Pokémon × Van Gogh Museum展示作品[7]
- Sunflora geïnspireerd op Zonnebloemen
- Smeargle geïnspireerd op Zelfportret als schilder
脚注
- ↑ "Pokémon in het Van Gogh Museum - Van Gogh Museum" (ページ下部のよくある質問欄に記載あり). 2023年10月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年2月25日閲覧。
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 ポケモンカードゲーム公認イラストレーター対談 斉藤 コーキ × こみや トモカズ - コラム - Pokémon Trading Card Game イラストレーションコンテスト 2022 - PTCGIC2022、2022年5月6日閲覧。
- ↑ 『ポケモンカードゲーム イラストコレクション』182頁、オーバーラップ、2014年。
- ↑ 『ポケモンカードゲーム アートコレクション』191頁、オーバーラップ、2016年。
- ↑ 5.0 5.1 5.2 イラストレーターインタビュー!! | ポケモンカードゲーム公式ブログ ポケカネットジム、2013年4月26日公開、2013年5月5日時点のアーカイブ。
- ↑ ピカチュウ大集合|ポケモンカードゲーム25周年記念サイト
- ↑ こみやトモカズ (@asiru3dozen) のポスト、2023年10月4日投稿。
外部リンク
- こみやトモカズ (@asiru3dozen) - X (Twitter)