大山功一

ウィキペディアにも「大山功一」の項目があります。

大山 功一（おおやま こういち）は、ゲームデザイナー、アートデザイナー、絵本作家、カードデザイナー。「ポケモンカードゲーム」や「ポケモントレーディングフィギュアゲーム」の生みの親として知られる。

人物

ポケモンカードゲームの開発メンバーのひとりとして知られ、「生みの親」として紹介されることもある。1994年に任天堂より発売されたコンピュータゲーム『MOTHER2 ギーグの逆襲』の開発をともに行っていた石原恒和とはポケモンカードゲーム開発以前から親交があり、ゲームデザイナーの三浦明彦とともに複数のカードゲームを共同開発したことがあった。プロデューサーとして『ポケットモンスター 赤・緑』の開発に携わっていた石原から『赤・緑』をトレーディングカードゲーム化する提案を受け、大山がメインのゲームデザイナーとなって石原・三浦明彦とともに原型のデザインを行った。開発時には、ゲームデザインのほか多くの人から募ったアイディアを整理し、テストプレイを通して採用するか決定する役割も担っていた。大山自身もいくつかアイディアを出しており、石原が当時書き下ろした仕様書に記載されていた、当時15種類存在していたタイプを7種類へ統廃合するアイディアに対して「無色のタイプも必要だ」と書き加えたり、エネルギーについて「ポケモンカードゲームは親子で遊んでもらいたい」という考えから年齢の影響を受けないシンボルマークの導入を行ったりしている。そうした開発者としての仕事のほか、初期にはDr.オーヤマというキャラクターに扮してコロコロコミックなどにメディア出演していた。

「OOYAMA」あるいは「Dr. Ooyama」名義でポケモンカードのイラストも担当している。ポケモンカードゲーム25周年記念であるピカチュウV-UNION (S8a)に寄せたスペシャルコメントでは、元々ポケモンカードゲームのゲームルール作りに携わっていたが、オーヤマのピカチュウのイラストを手掛けたことで、イラストを頼まれるようになったと語っている。

2007年頃には、石原から「フィギュアを使ったポケモンのゲームはできないか」と提案を受け、アナログゲーム「ポケモントレーディングフィギュアゲーム（PFG）」を三浦昌幸とともに開発し、海外で販売・展開された。2016年には、PFGを基にしたスマートフォンアプリ『ポケモンコマスター』が制作され、三浦昌幸とともにゲーム部分のアドバイザーとして開発に携わった。

Pokémon Trading Card Game イラストレーションコンテスト 2024で審査員を務める。

作品

• ポケモンえほん
  • 『ナッシーくんのくちぐせなあに?』（松村江里子・石原恒和との共著、大山はイラストを担当）
• ポケモンカード (OOYAMA名義・Dr. Ooyama名義)
• ポケモンカードゲーム ゲームデザイン
• ポケモントレーディングフィギュアゲーム ゲームデザイン
• ポケモンコマスター公式サイト「大山コマスター研究所」Webコラム執筆
• ポケモンバトルチェス ゲームデザイン
• ポケモンババ抜き ゲームデザイン、イラスト
• ポケモンババ抜き スーパーハイテンション ゲームデザイン、イラスト
• My151キャンペーン My151コンテスト プレシャス賞「#ベロリンガ」イラスト

クレジット

• ポケモンカードGB (1998) - カードゲームせいさく
• ポケモンカードGB2 (2001) - カードゲームせいさく
• ポケモンコマスター (2016) - Game Advisor (ver.4.0.0以降)、Original Game Designer (ver.4.0.0以降)、Original game system developer (ver.1.0.0-4.0.0)

外部リンク

• オーヤマゲーム (@ooyamasgame) - X (Twitter)
• 大山功一 | 教員紹介 | 成安造形大学
• Webコラム「大山コマスター研究所」｜『ポケモンコマスター』公式サイト

関連項目

• オーヤマ研究所