スカル団

スカル団 (スカルだん) は、サン・ムーンに登場する悪の組織。

概要

アローラ地方に存在するならずもの集団。他人のポケモンを奪ったり、試練の場を荒らしたりして、人々からは迷惑がられている。元々は昔のしまキングを中心とした組織だったが、カプの罰を受け、悪の組織となったらしい。しまめぐりから脱落したアローラ地方の落ちこぼれなども団員となっている。

自分のポケモンに対する態度は団員によって様々で、手持ちを大切に思っている団員もいれば、バトルでの負けをポケモンのせいにする団員もいる。

団員の衣装は、黒いタンクトップにドクロをあしらった帽子・マスクを付けたものになっている。会話中や対戦中に、ラッパーを思わせる言動を見せる。ポータウンを占領し、その中にあるいかがわしきやしきをアジトとしている。マークはSの字を利用したドクロマーク。

解散後、スカル団の団員の少なからずは更生の機会を与えられたが、ポータウンなどに更生に向かう気配のない残党も見られる。

これまでの世代の悪の組織は、現実世界で言う所のヤクザやマフィア、暴力団もしくはカルト団体のような立ち位置にあり、一般人から恐れられていたり、或いは完全に騙されていて危機を感じていない者が多かったりする。スカル団は今作における悪の組織ではあるものの、これまでの悪の組織とは異なり、上述のような集団とは言い難い面が多く、住民達からは特に恐れられておらず、単なる鼻つまみ者として扱うNPCの発言が目立つ。また、作中で実際に与えた（与えようとした）被害も、これまでの組織と比較すると小規模に終わっているものが殆ど。レインボーロケット団からも小物扱いされてスカル団の団員はスカウトされなかった。ただ社会に迷惑をかけること以外に目的が存在しない点でもこれまでの世代の悪の組織と比べて異質。

体験版では、ハウオリシティで下っ端と、テンカラットヒルでプルメリとバトルすることになる。

団員

• ボス: グズマ
• スカルだんかんぶ: プルメリ
• グラジオ
• スカルだんのしたっぱ

アニメにおけるスカル団

• SM編第1話で初登場。主にタッパ・ジップ・ラップの3人の団員が登場している。

マンガにおけるスカル団

ポケットモンスターSPECIALにおけるスカル団

第14章で登場。

立ち位置・登場人物、アジトはゲーム本編と同様だが、暴力描写は本編よりも過激。

当初は只のならず者として積極的な取り締まりは受けなかったが、カキを傷め付けたことをきっかけにマツリカを除くアローラ地方の全キャプテン達が揃ってポータウンへ仕返しに出掛ける事態となった。

そんな中、ザオボーからストレスの蓄積したコスモッグを貸し与えられたが、コスモッグに召喚されたウルトラビーストがアローラ地方全土を襲撃したため、スカル団がその元凶扱いされた。

結果、スカル団はウルトラビーストの件で住民からの集団リンチを受けて解散に追い込まれた。

各言語版での名称と由来

言語	名前	由来
日本語	スカルだん	skull（英語:頭蓋骨、ドクロ）
英語	Team Skull	skull（頭蓋骨、ドクロ）
ドイツ語	Team Skull	skull（英語:頭蓋骨、ドクロ）
フランス語	Team Skull	skull（英語:頭蓋骨、ドクロ）
イタリア語	Team Skull	skull（英語:頭蓋骨、ドクロ）
スペイン語	Team Skull	skull（英語:頭蓋骨、ドクロ）
韓国語	스컬단 (Skull-dan)	日本語の音写
中国語（台湾国語、普通話）	骷髏隊/骷髅队 (Kūlóu Duì)	骷髏/骷髅（頭蓋骨、ドクロ）
中国語（広東語）	骷髏隊 (Fūlòuh Déui)	骷髏（頭蓋骨、ドクロ）
チェコ語	Tým Skull	skull（英語:頭蓋骨、ドクロ）
ハンガリー語	Koponya Csapat	koponya（頭蓋骨、ドクロ）
オランダ語	Team Skull	skull（英語:頭蓋骨、ドクロ）
ポーランド語	Zespół Skull	skull（英語:頭蓋骨、ドクロ）
ポルトガル語	Team Skull	skull（英語:頭蓋骨、ドクロ）
ロシア語	Команда Череп (Komanda Cherep)	череп（頭蓋骨、ドクロ）

備考

• ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊・空の探検隊に登場するドクローズの英語名も「Team Skull」である。

関連項目

• エーテル財団

悪の組織・敵対勢力
カントー地方	ロケット団
ジョウト地方
ホウエン地方	マグマ団 - アクア団
シンオウ地方	ギンガ団
イッシュ地方	プラズマ団
カロス地方	フレア団
アローラ地方	スカル団 - エーテル財団 - Rロケット団
ガラル地方	エール団 - マクロコスモス
パルデア地方	スター団