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ザシアン/対戦

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このページは、ザシアンの対戦での扱い、及び育成論を記述するところである。れきせんのゆうしゃけんのおうどちらについても記述する。

ザシアンの歴史

第八世代

禁止級伝説が使用できるレギュレーションで行われたシングルバトル方式のインターネット大会「ポケモン竜王戦2020」予選では対策必須級の禁止級伝説枠として活躍。主にひかりのねんどラプラスキョダイセンリツで隙を作り、剣の舞を積み相手を崩す型が見られた。

「ポケモン竜王戦2020」予選マスターカテゴリ上位10位ランクインプレイヤーが使用した禁止級伝説中1位の使用率を記録。

シリーズ8シーズン15の竜王戦ルール(シングルバトル)では、対策されすぎて実際には選出されない事実上の見せ球ポジションとなることが主になった。元々攻撃素早さ努力値を全振りした型がメジャーであったが、シーズン15後半に入ると素早さを削って耐久に振り、こだわりスカーフダイジェットで上からザシアンを潰しにかかるポケモンに強気に出られるようにした型が浸透。状態異常メタモンへの対策となるみがわりテッカグヤへの有効打となるワイルドボルトも少なくない。耐久振り型の場合はインファイトではなくせいなるつるぎを採用する場合もあるが、初弾を受けられれば十分という考えで耐久振りでありながらインファイトを採用する場合もある。このシーズンは最終的に使用率6位を記録。

シリーズ8ルールではランクバトル全体を見るとようき最速型が主流で、アイアンヘッドインファイトじゃれつくつるぎのまいという技構成がメイン。シーズン15終盤には禁止級伝説を始めとした様々なポケモンに対面勝ちできる耐久振りでんこうせっか型が上位陣の間で流行し、最終1位構築にもHADベースのでんこうせっかザシアンが採用されていた。この構築の個体にはキョダイセンリツなど壁対策のサイコファングも採用されていた。同パーティにおけるザシアンの取り巻きにはダイマックスエースの定番であるサンダーたそがれネクロズマこくばじょうバドレックスへの対策となるいちげきウーラオス、やはりキョダイセンリツでザシアンをサポートするラプラスが採用されていた[1]

シーズン16終盤にはHPと素早さにほぼ特化して火力にほとんど振らないHS型が流行。耐久振りザシアンの、素早さのいたちごっこの末に辿り着いた型である。最終6位構築にも同様の個体がエントリされていた[2]

ただ、強い点ばかりではなく、ダイマックスができずHPを強化できない点、きょじゅうざんサンダーカイオーガタイプ相性上通りづらい点、最速ミラーが運ゲーになりがちな点、攻撃技が直接攻撃オンリーでありサンダーのせいでんきの判定を否応なしに受ける点など、欠点も存在する。

シーズン17終盤には、ラグラージステルスロックあくびで起点を作ることでエースのザシアンを通す「ラグザシ」が流行。このシーズンの最終5位構築には、ホウオウ対策のワイルドボルトを搭載した型がエントリーされた[3]。ただ、ワイルドボルトを採用するとインファイトの枠が無くなるため、その分ナットレイには有効打を欠くようになる。言い換えると、ワイルドボルト型が終盤に増加したからこそ、ナットレイがこのシーズンに使用率7位を記録したのだと言える。

一般的な育成論

2種類の姿があり、種族値が異なる。一見、ザシアンのれきせんのゆうしゃの姿は、けんのおうの姿の完全劣化と思われがちだが、けんのおうの姿では持ち物がくちたけん固定となるため、持ち物の変更が自由という差別点がある。 また、ザシアンの両方の姿が持つ専用特性であるふとうのけんは、場に出た時に攻撃を一段階上げるが故に、特性いかくに強いという大きな利点がある。

れきせんのゆうしゃ

くちたけんを持たせない場合は必ずこの姿となる。この姿の場合はフェアリー単タイプとなる。前述通り、種族値だけを見ればけんのおうの姿の完全劣化ではあるが、持ち物を自由に変更できるため、場合によってはけんのおうの姿よりも高威力であったり、素早く動くことも可能である。素早さもS138とけんのおうの姿には劣るものの非常に高い数値なので、余程のことがない限りは上を取られにくい。

けんのおう

くちたけんを持たせるとこの姿になる。タイプにはがねが追加され、クレッフィと同じフェアリーとはがねの複合タイプとなる。そのため弱点がほのおとじめんだけになる上にはがねタイプ持ちということもあり耐性面が非常に優秀となる。攻撃の種族値が40も跳ね上がり、ブラックキュレムと同数値となるA170。素早さ種族値もより高くなり、10増えたS148となる。種族値合計も720とザマゼンタと並んで歴代の伝説ポケモンの中でも最高であり、これまでメガシンカを除いて最高の種族値だったアルセウスと同じ数値である。ただし、持ち物がくちたけん固定となるため、持ち物の場合によってはれきせんのゆうしゃの姿よりも遅かったり火力が低い場合もあるため、その点は要注意。

メインウェポンであるきょじゅうざんは余程のことがない限りは採用するべきだろう。高威力かつ、ダイマックス状態のポケモンへのダメージが2倍になるため、非常に強力である。

アイアンヘッドはきょじゅうざんに変わってしまうので、採用したくても出来ず、アイアンテールはきょじゅうざんと同威力だが、命中率が低く実用には難がある。フェアリータイプの物理技はじゃれつくしかないので、メインウェポンはフェアリーもはがねも、選択の余地がほぼないのが難点。

サブウェポンはかなり豊富であり、ほのおのキバこおりのキバかみなりのキバかみくだくインファイトせいなるつるぎサイコファングなど。

補助技は、みがわりつるぎのまいファストガードなど。特につるぎのまいはザマゼンタが覚えないので、明確な差別点となる。

れきせんのゆうしゃの姿にはなってしまうが、きあいのタスキを持たせることで、つるぎのまいを安全に積みつつ、高い素早さで仕留める戦法ができる。攻撃も比較的高めのA130であるので、積むことで全抜きを狙えるようになり、けんのおうの姿よりも高い火力を得ることができる。 ただし専用技を捨てることになるので、ダイマックス相手への有効打がなくなる点や、命中率にやや不安要素がある技(例としてアイアンテールが挙げられる)を採用せざるを得ない点に注意。

脚注