ポケモンWikiでは記事の投稿、加筆、検証、修正等参加、協力してくださる方を必要としています。方法や詳細はポケモンWikiに投稿するにはをご覧ください。

ぜんこくずかん

提供:ポケモンWiki
ナビゲーションに移動検索に移動

ぜんこくずかん(漢字:全国図鑑)とは、ゲーム上データの存在するすべてのポケモンに対する図鑑。

概要

世代を重ねるごとに(冒険の舞台が変わるごとに)新しいポケモンが登場(発見)されてきたため、その種類は増え続けている。既存のポケモンの一部がゲーム内には直接出現しなくなり、地方固有の新たな図鑑ナンバーが与えられた第三世代以降に登場した概念である。

第三世代以降は、その作品の舞台となる地方に出現するポケモンのみを対象とした図鑑(ホウエンずかんカントーずかんシンオウずかんジョウトずかんイッシュずかんカロスずかんアローラずかん)を完成させることがシナリオクリア(1回目の殿堂入り)後の目標であるが、データとしてはそれまでの世代に出現したすべてのポケモンが入っており、そのすべてを網羅したずかん(=ぜんこくずかん)の完成が究極の目標となる。冒険の舞台には登場しないポケモンは、当然ながら通信交換や、ポケムーバーなどによる世代間通信で手に入れるしかない。

第二世代でのぜんこくずかん

第一世代で登場した151種類(幻のポケモンミュウを含む)のポケモンに加えて、新たに100種類のポケモン(幻のポケモンセレビィを含む)が追加されて合計251種類となった。追加された100種類にはNo.152~251の番号が与えられている。この世代では全国図鑑と呼ばれる分類がなく、ポケモン図鑑は初期状態で全てのポケモンを記録できる仕様になっている。並び替えオプションとして、後のジョウト図鑑に相当する新型図鑑モード、全てのポケモンを番号順に並べた古い図鑑モード、あいうえお順でソートするモードの3種類が選択できる。新型図鑑モードでは番号が振られないため、図鑑番号を元に図鑑から任意のポケモンを探す場合は古い図鑑モードを使用する必要がある。

第三世代でのぜんこくずかん

第二世代までに登場した251種類に加えて、新たに135種類のポケモン(幻のポケモンジラーチデオキシスを含む)が追加され、地方図鑑と全国図鑑と言う分類が登場した。合計386種類に対するポケモンずかんが全国図鑑となる。追加された135種類にはNo.252~386の番号が与えられている。

第三世代での全国図鑑の完成について

第二世代以前との通信が不可能という仕様上、第三世代での最初の作品であるルビー・サファイアの発売が2002年にもかかわらず、ファイアレッド・リーフグリーンが発売される2004年まで全国図鑑の完成は不可能であった。また、現在はファイアレッド・リーフグリーンとエメラルドの2作があれば完成できるが、エメラルドが発売されるまでは外伝作品のポケモンコロシアムもクリアしなければならなかった。さらにルビー・サファイアに限ってはルギアとホウオウの登録も必要なので、期間限定のイベント配布を除けばポケモンコロシアムに加えてポケモンXDが必要になる。現状、図鑑の完成に外伝作品またはイベント配布を必要としたのはこの世代のみである。

そもそも、ルビー・サファイア単独では全国図鑑は出現しない。解禁するためには全国図鑑を手に入れた状態のファイアレッド・リーフグリーン・エメラルドと通信交換をする必要がある。コロシアムやXDと通信交換を行っても解禁はされず、その状態ではホウエン図鑑にいないポケモンは図鑑ナンバーが空白となる。ただし内部的には受け取った時点で全国図鑑に登録されており、解禁後に確認することができる。

ファイアレッド・リーフグリーンで全国図鑑にするには以下の条件を全て満たす必要がある。殿堂入り後のストーリー進行や、一部ポケモンの進化通信交換に差し支えるため必ず行わなければならない。なお、全国図鑑後はクリア後のナナシマイベント終了(ネットワークマシンを完成させる)までポケモンリーグに挑戦できなくなる。

  • ポケモンリーグで一度、殿堂入りする。
    • 全国図鑑になっていない状態で殿堂入りを果たすと、マサラタウンへ戻った時にオーキド博士がやって来る。この時点で全ての条件を満たしていた場合は全国図鑑にしてもらえるが、条件を一つでも満たしていなかった場合は会話だけとなる。
    • 条件を全て満たした後にオーキド研究所にいるオーキド博士へ話しかける事でも全国図鑑にしてもらえる。
  • ポケモン図鑑のつかまえたかずを60匹以上にする。
  • グレンタウンからマサキに連れられて行くことになるナナシマイベント(いんせき2のしまたのしいゲームコーナーのおじさんに渡してグレンタウンに帰還するところまで)を終わらせる。

なおエメラルドでは一度殿堂入りすれば図鑑の評価などに関係なく全国図鑑にしてもらえる。本作はルビー・サファイアと異なり、全国図鑑後までホウエンずかんに載らないポケモン(ポケモンコロシアムを経由する場合は除く)およびタマゴは通信交換できない。

第四世代でのぜんこくずかん

第三世代までに登場した386種類に加えて、新たに107種類のポケモン(幻のポケモンフィオネマナフィダークライシェイミアルセウスを含む)が追加された。合計493種類に対するポケモンずかんが全国図鑑となる。追加された107種類にはNo.387~493の番号が与えられている。

この世代から、その地方の図鑑に載らないポケモン(ダイヤモンド・パールプラチナならシンオウずかん、ハートゴールド・ソウルシルバーならジョウトずかん)であっても、全国図鑑前から通信交換で送る事が出来るようになっている。第三世代にあった交換制限も全面撤廃されているが、全国図鑑にしか記録されないポケモンの図鑑ナンバーは、全国図鑑にするまで「???」と表記される。

第四世代での図鑑の完成度について

ダイヤモンド・パールプラチナではセーブ時に表示される図鑑の完成度は「つかまえたかず」より条件の緩い「みつけたかず」が基準となっており、後述のぜんこくずかんの肥大化に対する配慮と思われる。ハートゴールド・ソウルシルバーでは従来の「つかまえたかず」に戻った。

第五世代でのぜんこくずかん

第四世代までに登場した493種類に加えて、新たに156種類のポケモン(幻のポケモンビクティニケルディオメロエッタゲノセクトを含む)が追加された。合計649種類に対するポケモンずかんが全国図鑑となる。追加された156種類にはNo.494~649の番号が与えられている。

第六世代でのぜんこくずかん

第五世代までに登場した649種類に加えて、新たに72種類(幻のポケモンディアンシーフーパボルケニオンを含む)のポケモンが追加された。合計721種類に対するポケモンずかんが全国図鑑となる。追加された72種類にはNo.650〜721の番号が与えられた。新ポケモンの数こそ少ないものの、地方図鑑が「セントラルカロス(153種)」「コーストカロス(153種)」「マウンテンカロス(151種)」の3種類からなり、合計456種ととてつもない数に膨れ上がった。なお、図鑑説明文の色が地方別に分けられており、カントー地方は赤、ジョウト地方は黄色、ホウエン地方は緑、シンオウ地方は青、イッシュ地方はピンク、カロス地方は灰色になっている。

第七世代でのぜんこくずかん

本編では廃止されている。ポケモンバンクではアローラ地方のポケモンにも通し番号が割り振られている。ちなみにこの世代では、新たに86種類のポケモンが追加された。

第八世代でのぜんこくずかん

ソード・シールドは第七世代と同じく全国図鑑が廃止されており、存在しない。本作ではガラル図鑑・ヨロイじま図鑑・カンムリせつげん図鑑に記録されないポケモンは一部を除いて送る事が出来ない。

ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパールでは全国図鑑が復活したが、その対象範囲は第一世代から第四世代までに登場した493種類となっている。

Pokemon LEGENDS アルセウスではソード・シールドと同じく全国図鑑は廃止。本作では第四世代全てのポケモン+一部の第五世代から第七世代までのポケモンを含めて242種類となっており、本作のリージョンフォームであるヒスイのすがたが存在するポケモンでも一部のみ送る、登録することができる。

Pokémon HOMEでは全国図鑑が利用可能。現段階ではPokemon LEGENDS アルセウスまでに6種類追加されている他、どの地方にも該当しないポケモン2種類を合わせて905種類となっている。

各言語版での名前

言語 名前
日本語 ぜんこくずかん(全国図鑑)
ドイツ語 Nationaler Pokédex
英語 National Pokédex
スペイン語 Pokédex Nacional
フランス語 Pokédex National
イタリア語 Pokédex Nazionale
韓国語 전국도감 (Jeongukdogam)
中国語(ゲーム) 簡体字 全国图鉴 (Quánguó Tújiàn)
繁体字 全國圖鑑 (Quánguó Tújiàn)
オランダ語 Nationaal Pokédex
ポーランド語 Narodowy Pokédex
ポルトガル語 National Pokédex
ロシア語 Национальный Покедекс (Natsional'nyy Pokédeks)
ベトナム語 Từ điển Pokémon toàn quốc

関連項目